現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年10月11日のデイリーキーワードランキング
1 | 思はずもヒヨコ生れぬ冬薔薇 |
2 | 常夏の碧き潮あびわが育つ |
3 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
4 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
5 | 凝り性の父が秋刀魚のけむり中 |
6 | 頬杖ながし青林檎ひとつ置き |
7 | 鶴舞ふや日は金色の雲を得て |
8 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
9 | 蝶追ふて春山深く迷ひけり |
10 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
11 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
12 | 捨てことば残して去れり北辛夷 |
13 | 蜘蛛の囲の無疵でありし地震の朝 |
14 | 螢獲て少年の指みどりなり |
15 | 竹の葉騒は冴ゆる眼鏡に數知れず |
16 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
17 | 吊橋や百歩の宙の秋の風 |
18 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
19 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
20 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
21 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
22 | われにつきゐしサタン離れぬ曼珠沙華 |
23 | 友もやや表札古りて秋に棲む |
24 | 切れ凧の敵地へ落ちて鳴りやまず |
25 | 虫簸り一番星を光らしむ |
26 | 方丈の大庇より春の蝶 |
27 | てのひらのひろびろとあり晩夏光 |
28 | 花吹くと空曖昧になりにけり |
29 | 朝顔の紺のかなたの月日かな |
30 | 魚城移るにや寒月の波さざら |
31 | ある時は月を古仏となしにけり |
32 | 捨てきれない荷物のおもさまへうしろ |
33 | 鳶の輪の絶対音感夕焼ける |
34 | はつゆめの半ばを過ぎて出雲かな |
35 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
36 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
37 | おそく来て若者一人さくら鍋 |
38 | 遠嶺より日あたつてくる鴨の水 |
39 | 鵯のそれきり鳴かず雪の暮 |
40 | 障子あけて置く海も暮れきる |
41 | 階段を秋の途中と思うべし |
42 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
43 | 揺れている硝子の青田道あなた |
44 | 水無月のこの闇どこまでがうつつ |
45 | 秋思への合鍵スコッチ十七年 |
46 | 行く我にとどまる汝に秋二つ |
47 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
48 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
49 | 山越えは古き伊勢みち藤の花 |
50 | 子ら去りて風の声聴く十三夜 |
2024年4月27日 12時28分更新(随時更新中)