現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年1月10日のデイリーキーワードランキング
1 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
2 | 柊の花一本の香りかな |
3 | 霧月夜美して一夜ぎり |
4 | 大寒の一戸もかくれなき故郷 |
5 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
6 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
7 | 初暦知らぬ月日は美しく |
8 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
9 | 乳母車夏の怒濤によこむきに |
10 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
11 | 夜桜やひとつ筵に恋敵 |
12 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
13 | 葉牡丹や女ばかりの昼の酒 |
14 | 寒見舞したたむ墨のかんばしき |
15 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
16 | つゆくさの瑠璃はみこぼす耕馬かな |
17 | 鰯雲日かげは水の音迅く |
18 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
19 | 恋猫の皿舐めてすぐ鳴きにゆく |
20 | ひとり言聞く人のゐし松の内 |
21 | 詩に痩せて二月渚をゆくはわたし |
22 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
23 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
24 | 黴の書のメモに父字の孔子の語 |
25 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
26 | 寒波来るばりばり破く包装紙 |
27 | 白き息ゆたかに朝の言葉あり |
28 | 未来より滝を吹き割る風来る |
29 | 去年今年貫く棒の如きもの |
30 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
31 | ものの種にぎればいのちひしめける |
32 | 一月の川一月の谷の中 |
33 | 江ノ島の風ゆるびいる焼栄螺 |
34 | 薄氷をたたき割りたる山の雨 |
35 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
36 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
37 | 寒卵二つ置きたり相寄らず |
38 | 麻痺の指曲げつ伸ばしつ春浅し |
39 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
40 | 声とほる鏡開きや春隣 |
41 | 心には紋付袴初句会 |
42 | 鯛焼やいつか極道身を離る |
43 | 霜柱俳句は切字響きけり |
44 | 願ひごと無の齢なり初詣 |
45 | 歌留多とる皆美しく負けまじく |
46 | 飾られて眠らぬ雛となり給ふ |
47 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
48 | 雨傘を差してあるけば荒音村 |
49 | ひとひらの凍てつく闇を子が炎やす |
50 | 古き世の火の色うごく野焼かな |
2024年9月21日 08時05分更新(随時更新中)