現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2019年5月8日のデイリーキーワードランキング
1 | 恋人を待たせて拾ふ木の実かな |
2 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
3 | ちるさくら海あをければ海へちる |
4 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
5 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
6 | 春時雨一行の詩はどこで絶つか |
7 | すかんぽや支那の子供はかなしかろ |
8 | 川底に蝌蚪の大国ありにけり |
9 | 餅焼く火さまざまの恩にそだちたり |
10 | 分け入つても分け入つても青い山 |
11 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
12 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
13 | 去年今年貫く棒の如きもの |
14 | 風なくてひとひら舞ひぬ山法師 |
15 | 若夏を背泳ぎでゆく東支那海 |
16 | 穀象の一匹だにもふりむかず |
17 | 別のこと考へてゐる遠花火 |
18 | 秋蝶やすぐ砂尽きて砂時計 |
19 | 野茨の花みな白し海光る |
20 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
21 | 遠き日の君の温もり雪兎 |
22 | わが世のあと百の月照る憂世かな |
23 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
24 | せきをしてもひとり |
25 | うつくしき眼と会ふ次の雷待つ間 |
26 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
27 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
28 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
29 | なほ北へ行く汽車とまり夏の月 |
30 | ただ眠るこころの糸の切れし秋 |
31 | 桃の世へ洞窟を出でて水奔る |
32 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
33 | 対岸の人の釣りあぐ鮎光る |
34 | 麦車馬に遅れて動き出づ |
35 | 梅雨ごもり突然老いに甘い電話 |
36 | 妣の齢数へてみたり年の暮 |
37 | 春の海かく碧ければ殉教す |
38 | 星空へ店より林檎あふれをり |
39 | 葉桜の靖国神社風騒ぐ |
40 | 無住寺に派手な群落犬ふぐり |
41 | さわさわと女神の濯ぎ青葉騒 |
42 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
43 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
44 | 少年や六十年後の春の如し |
45 | 風雪や造る仏を翔つ木つ端 |
46 | 老木の芽吹き強さと優しさと |
47 | 芋の露連山影を正しうす |
48 | 会うたびに無口になる父鯖を裂く |
49 | 恋煩いだろうか血を吐き胸が痛む |
50 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
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2024年4月19日 19時18分更新(随時更新中)