現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年7月25日のデイリーキーワードランキング
1 | 秋鶏が見てゐる陶の卵かな |
2 | せきをしてもひとり |
3 | 吹き荒れて春体内の泥や塩 |
4 | 鳰がゐて鳰の海とは昔より |
5 | 水枕ガバリと寒い海がある |
6 | きらきらと水陽炎や経流し |
7 | 風鈴の空は荒星ばかりかな |
8 | 寒落暉その淋しさを食い繋ぐ |
9 | 非常口に緑の男いつも逃げ |
10 | 人も旅人われも旅人春惜しむ |
11 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
12 | 大空に又わき出でし小鳥かな |
13 | 鯖の斑に若狭の秋を思ひけり |
14 | あと少し泣いたら霧を纏えるか |
15 | 念力のゆるめば死ぬる大暑かな |
16 | 登り窯しんと静まる蝶の昼 |
17 | 落魄のごとし干鱈の旨き夜は |
18 | 鮎落ちて美しき世は終りけり |
19 | 春暑し空席のない縄電車 |
20 | 青田十町おもいきり風運び来る |
21 | 落鷹のこゑ諾へり暁の闇 |
22 | 満開の空かけてゐる弟よ |
23 | 熱燗の夫にも捨てし夢あらむ |
24 | 金亀子擲つ闇の深さかな |
25 | ひとむかしふたむかしとてうすらひぬ |
26 | 珈琲豆挽く手ごたへや冬近し |
27 | 炎天より僧ひとり乗り岐阜羽島 |
28 | あぶらなの花にはろけささしかかる |
29 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
30 | 秋灯や夫婦互に無き如く |
31 | 六林男忌を巡っていたる書肆と酒肆 |
32 | 父母の墓石はいつも無味無臭 |
33 | 目隠しの中も眼つむる西瓜割 |
34 | 踏ん張りて兜太の墨痕かぶとむし |
35 | いま一つ椿落ちなば立去らん |
36 | 肩に来て人懐かしや赤蜻蛉 |
37 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる |
38 | ひたひたと春の潮打つ鳥居かな |
39 | 極楽の余り風欲し油照り |
40 | ひらひらと月光降りぬ貝割菜 |
41 | 鵯のそれきり鳴かず雪の暮 |
42 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
43 | 空箱にのこる葉月の国旗かな |
44 | 母の樹の根に吹き溜まる*蝉の骸 |
45 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
46 | 約束のすぐ破られて春の雪 |
47 | 白梅や海軍の紺駿河湾 |
48 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
49 | 弥陀ヶ原や咲きも咲きたるチングルマ |
50 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
2025年8月29日 08時16分更新(随時更新中)