現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年6月28日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
3 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
4 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
5 | おそるべき君等の乳房夏来る |
6 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
7 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
8 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
9 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
10 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
11 | 星空へ店より林檎あふれをり |
12 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
13 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
14 | 芋の露連山影を正しうす |
15 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
16 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
17 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
18 | 背負籠の上を弓なりに虹立てり |
19 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
20 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
21 | 青ぎんなん空気の層のひとつに母 |
22 | 分け入つても分け入つても青い山 |
23 | 海に出て木枯帰るところなし |
24 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
25 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
26 | 万障が鉢合わせして濃紫陽花 |
27 | 冷奴柱時計の音ばかり |
28 | 幾度も雪の深さを尋ねけり |
29 | 風が研ぐ凍て道の歩の誤たず |
30 | 山又山山桜又山桜 |
31 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
32 | 大寒の陽を懐に脱皮する |
33 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
34 | 忘るるといふ優しさやかき氷 |
35 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
36 | 遠泳や高波越ゆる一の列 |
37 | ねむりても旅の花火の胸にひらく |
38 | 光りごと沈め師走の生簀籠 |
39 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
40 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
41 | 咲きいづるや桜さくらと咲きつらなり |
42 | ままごとの飯もおさいも土筆かな |
43 | 金粉をこぼして火蛾やすさまじき |
44 | 無垢の雪踏みて朝刊配られる |
45 | 前生は悍馬なりけり黒揚羽 |
46 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
47 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
48 | 満山の霧氷朝日にきらめけり |
49 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
50 | 予言なし船の上なる旱星 |
2024年4月27日 20時58分更新(随時更新中)