現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年1月19日のデイリーキーワードランキング
1 | 祈るべき天とおもえど天の病む |
2 | 遠き日の男根なぶる葉月潮 |
3 | 業俳の田舎まはりや走馬燈 |
4 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
5 | 我を見て舌を出したる大蜥蜴 |
6 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
7 | あるけばかつこういそげばかつこう |
8 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
9 | 春や昔十五万石の城下哉 |
10 | 梅根性また柿根性二月来る |
11 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
12 | 大寒や転びて諸手つく悲しさ |
13 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
14 | 芋の露連山影を正しうす |
15 | 暗がりに貝の呟き寒明くる |
16 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
17 | 日矢移る先も時雨か九十九里 |
18 | 去りがてに白魔となりて寒明くる |
19 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
20 | 梅咲いて庭中に青鮫が来ている |
21 | 初暦知らぬ月日は美しく |
22 | さみだれや船がおくるる電話など |
23 | 捨てた夢に出くわすきさらぎの駅 |
24 | 囀やピアノの上の薄埃 |
25 | 寒梅の紅ほぐれゆく力かな |
26 | ちさい子の走りてあがる凧 |
27 | 出合いまた焚火支える冬牡丹 |
28 | 水澄みて四方に関ある甲斐の国 |
29 | 流氷の哭くだけないて光となる |
30 | 愛すべき私の未来寒卵 |
31 | 砂山に憂き身をやつしゐる揚羽 |
32 | 蝶々のもの食ふ音の静かさよ |
33 | 夕方の影あいまいに春障子 |
34 | 高音のドが毀れたの芽木の風 |
35 | 寒梅や手鏡に持つわが首級 |
36 | 水枕ガバリと寒い海がある |
37 | 若水のぴんとはりつく指の先 |
38 | 耕すや腰伸ばすとき山があり |
39 | 汝我志磨は志功の母校秋うらら |
40 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
41 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
42 | 流氷やたそがれきては庖丁もつ |
43 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
44 | ぬぎすてし人の温みや花衣 |
45 | アネモネや千里の先に吾を置き |
46 | 春の鳶風を起して風にのる |
47 | 寒見舞どれにしようか花の切手 |
48 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
49 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
50 | 大寒や見舞いにゆけば死んでをり |
2024年9月23日 15時21分更新(随時更新中)