現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年6月25日のデイリーキーワードランキング
1 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
2 | 秋の川真白な石を拾ひけり |
3 | 背泳ぎの空のだんだんおそろしく |
4 | 春や昔十五万石の城下哉 |
5 | 大寒の東京駅に人を待つ |
6 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
7 | 渡り鳥みるみるわれの小さくなり |
8 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
9 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
10 | 空といふ自由鶴舞ひやまざるは |
11 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる - |
12 | 螢獲て少年の指みどりなり |
13 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
14 | この道しかない春の雪ふる |
15 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
16 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
17 | 春の風ルンルンけんけんあんぽんたん |
18 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
19 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
20 | 春風に此処はいやだと思って居る |
21 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
22 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
23 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
24 | 木星残し未明の空冬木立 |
25 | 星空へ店より林檎あふれをり |
26 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
27 | 萩繚乱そろそろ夜叉になるつもり |
28 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
29 | 墓のうらに廻る |
30 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
31 | とび翔たぬ鶴をいぢめて折りにけり |
32 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
33 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
34 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
35 | 春のくれ我も近所の人ならむ |
36 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
37 | 泥棒が見ればコルクが落ちてゐる |
38 | 雪の野のふたりの人のつひにあふ |
39 | 寝返りし子は月光に近づきぬ |
40 | たらたらと日が真赤ぞよ大根引 |
41 | ものの種にぎればいのちひしめける |
42 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
43 | カステイラ冬夜の幸を切り分くる |
44 | 咳き込めば我火の玉のごとくなり |
45 | 露の玉蟻たぢたぢとなりにけり |
46 | 夜の畳祭かんざし影持てり |
47 | いちじくを食べたこどもの匂ひとか |
48 | ねころべば血もまた横に蝶の空 |
49 | 晩鐘や雨雲走り雪になる |
50 | ミモーザを活けて一日留守にしたベッドの白く |
2025年8月28日 23時32分更新(随時更新中)