現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年3月28日のデイリーキーワードランキング
1 | 秋の蝶よりも遊女の低き墓 |
2 | 墨の香の中にひとりの十三夜 |
3 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
4 | 春の日やあの世この世と馬車を駆り |
5 | 遅桜どこからみても真正面 |
6 | 神農の虎のじやけんに振られつつ |
7 | さくらさくら空に別れを惜しむなり |
8 | 菜の花や菜の花色の汽車がくる |
9 | さへずりや遍路の笠の花結び |
10 | ひっそりと新樹の杜の百度石 |
11 | 咲きいづるや桜さくらと咲きつらなり |
12 | 忌籠りというも夜明けの雪を掻く |
13 | 来し方を消してまわりし万愚節 |
14 | 疎開時のはこべ卵の叔父の骨 |
15 | 山又山山桜又山桜 |
16 | ふたりづつふたりづつ花の中に入る |
17 | 葛飾や浮葉のしるきひとの門 |
18 | あせるまじ冬木を切れば芯の紅 |
19 | 賑やかに過疎の村にも小鳥くる |
20 | 牡丹百二百三百門一つ |
21 | 初日の壺太平洋に溢れ出す |
22 | 百歳は花を百回みたさうな |
23 | みかん剥く神の扉が開くように |
24 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
25 | ゆく雁やふたたび声すはろけくも |
26 | わが家のけふの出来事金魚の死 |
27 | 髪刈つて晩夏さとき身黄昏へ |
28 | 悪意のようなピラカンサ真正面 |
29 | この道しかない春の雪ふる |
30 | 折り合いをつけて桜と耳鳴と |
31 | 麦熟れる一度も出さぬ日章旗 |
32 | 干蒲団男の子がなくてふくらめり |
33 | 行春やうしろ向けても京人形 |
34 | 読めぬ字を父来て読みぬ夏休み |
35 | かへるさの一粒雨や母子草 |
36 | うすぐもり都のすみれ咲きにけり |
37 | 零の中 爪立ちをして哭いてゐる |
38 | 柿うるる夜は夜もすがら水車 |
39 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
40 | 残雪やごうごうと吹く松の風 |
41 | すぐそこに来てゐる春や春を待つ |
42 | 鳥帰る寺に古りたる道中駕籠 |
43 | 初日さす松はむさし野にのこる松 |
44 | てのひらの水の珠玉よ青葉騒 |
45 | 台風去りてつづきを塗ってゐるペンキ屋 |
46 | 生きてあれ冬の北斗の柄の下に |
47 | 引鶴の天に抱き上げられしかな |
48 | 露の玉蟻たぢたぢとなりにけり |
49 | とつぷりと後ろ暮れゐし焚火かな |
50 | ミス卑弥呼準ミス卑弥呼桜咲く |
2024年4月26日 06時01分更新(随時更新中)