現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年3月13日のデイリーキーワードランキング
1 | 陰干しにせよ魂もぜんまいも |
2 | いきいきと三月生る雲の奧 |
3 | 秋風や模様のちがふ皿二つ |
4 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
5 | ぶつぶつと大いなる田螺の不平かな |
6 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
7 | 山寺の扉に雲遊ぶ彼岸かな |
8 | 海の音にひまはり黒き瞳をひらく |
9 | 姉の身に地割れ及びて水仙花 |
10 | 鮟鱇もわが身の業も煮ゆるかな |
11 | 水ぐるまひかりやまずよ蕗の薹 |
12 | 早春の菜を取り合せ喜寿の膳 |
13 | 春の水岩を抱いて流れけり |
14 | うぐいすの匂うがごときのどぼとけ |
15 | 鵜篝の早瀬を過ぐる大炎上 |
16 | 紅梅や病臥に果つる二十代 |
17 | 青空と荒野を愛し子を抱かず |
18 | こんな蚊が名恵上人を螫しにけむ |
19 | 母死ぬと誰かれとなく飴の匂い |
20 | 花冷の闇にあらはれ篝守 |
21 | 夕霧のお糸地獄を往来かな |
22 | 毎年よ彼岸の入りに寒いのは |
23 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
24 | 大空に羽子の白妙とどまれり |
25 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
26 | ふるさとも南の方の朱欒かな |
27 | 向日葵の空かがやけり波の群 |
28 | 来年は遠しと思ふいなびかり |
29 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
30 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
31 | 焼鳥やしずくのような日暮れ鳥 |
32 | ぶらぶらを春の河まで棄てにゆく |
33 | 小夜時雨上野を虚子の来つつあらん |
34 | 元日の日暮れ鳥湧く自動車学校 |
35 | パンツ脱ぐ遠き少年泳ぐのか |
36 | わが憎悪ついに許さず母を焼く |
37 | 有る程の菊抛げ入れよ棺の中 |
38 | 三代以前はおぼろの家系地酒で祝ぐ |
39 | 早乙女の股間もみどり透きとほる |
40 | 一歩ずつ深山明るきしどみの実 |
41 | さくらんぼ笑で補ふ語学力 |
42 | 語らざれ窓の下にも天の河 |
43 | 竹馬やいろはにほへとちりぢりに |
44 | 暗室の男のために秋刀魚焼く |
45 | 誠実に氷菓を痩せさせるあなた |
46 | 無礼なる妻よ毎日馬鹿げたものを食わしむ |
47 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
48 | 一鷹を生む山風や蕨伸ぶ |
49 | 打ちみだれ片乳白き砧かな |
50 | 採りためて日の匂ひ満つ蕨かな |
2025年8月31日 02時22分更新(随時更新中)