現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年6月7日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
3 | 淋しい幽霊いくつも壁を抜けるなり |
4 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
5 | 星空へ店より林檎あふれをり |
6 | せきをしてもひとり |
7 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
8 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
9 | 入れものが無い両手で受ける |
10 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
11 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
12 | 梅雨入りの囁き羅漢石の耳 |
13 | 万障が鉢合わせして濃紫陽花 |
14 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
15 | 罌粟よりあらわ少年を死に強いた時期 |
16 | 梅根性また柿根性二月来る |
17 | 梅雨の雀走り貯炭の泥廣場 |
18 | てのひらの水の珠玉よ青葉騒 |
19 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
20 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
21 | 百色を使い果せり濃紫陽花 |
22 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
23 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
24 | 冬霧の流れる街に住み古りぬ |
25 | 億年のなかの今生実南天 |
26 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
27 | 不器用に生きて器用に秋刀魚焼く |
28 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
29 | 大道といふ道ありて花樗 |
30 | 妹がかぶる手拭白し苗代田 |
31 | 菫程な小さき人に生れたし |
32 | その花を都忘と覚えゐて |
33 | 大夕燒消えなば夫の歸るべし |
34 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
35 | 少年の見遣るは少女鳥雲に |
36 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
37 | 潮干狩夫人はだしになり給ふ |
38 | 縄跳びを休んでいたる羊雲 |
39 | 芒種かなレディースデーの映画館 |
40 | 針箱は母の分身柿の花 |
41 | 白菖蒲紫のなか白堪ふ |
42 | 四面楚歌なる余生もち梅雨長し |
43 | 鰡とんで水族館はにぎわえり |
44 | そぞろ寒戻りし漁師汐木焚く |
45 | 体育祭雲押し上げる熱気あり |
46 | 大いなる蒲の穂わたの通るなり |
47 | 麦秋や一筆箋に万葉歌 |
48 | しんしんと添い寝のごとく積る雪 |
49 | 無欲なるとき靜かなり白日傘 |
50 | 朝もやの小舟の明かり夾竹桃 |
2024年9月27日 03時50分更新(随時更新中)