現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年4月28日のデイリーキーワードランキング
1 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
2 | ゆで玉子むけばかがやく花曇 |
3 | 鮟鱇やかげ膳据ゑて猪口一つ |
4 | 空をゆく一かたまりの花吹雪 |
5 | 五月の夜未来ある身の髪匂う |
6 | 寒波急日本は細くなりしまま |
7 | 蝶になる途中九億九光年 |
8 | さみだるる他なし漢の独語癖 |
9 | その奥も咲きてしづもる桜かな |
10 | 階段が無くて海鼠の日暮かな |
11 | 人間になりすまします花の闇 |
12 | 霜柱俳句は切字響きけり |
13 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる - |
14 | 牡丹画いて絵の具は皿に残りけり |
15 | おそるべき君等の乳房夏来る |
16 | 海に出て眠る書物とかがやく指 |
17 | 春耕の田や少年も個の數に |
18 | 清明や仏をまつる山見ゆる |
19 | 賑やかに過疎の村にも小鳥くる |
20 | ふるさとを取り戻しゆく桜かな |
21 | 十六夜や渚のふたり動かざり |
22 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
23 | さくらしべ降る歳月の上にかな |
24 | 易々と還暦通過 東天紅 |
25 | 苗代につるす目のない鴉かな |
26 | いつ死ぬる金魚と知らず美しき |
27 | 黄砂降る切り取り線の内と外 |
28 | 陰干しにせよ魂もぜんまいも |
29 | ラ・カンパネラ聴くうしろより春愁 |
30 | 尼寺の蛇の蛻は裏返し |
31 | 誰彼もあらず一天自尊の秋 |
32 | 水すまし水に跳て水鉄の如し |
33 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
34 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
35 | 本屋には本屋の匂い金木犀 |
36 | 一夜にて月の太りぬ菜の花忌 |
37 | 海に入りて生れかはらう朧月 |
38 | すすきゆれゆきつくところあるべしや |
39 | 屈原の詩朗々と冬の月 |
40 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
41 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
42 | 迷わずに出来た句はなし若葉冷え |
43 | ちゃんまいろとは魁の土地言葉 |
44 | 岐れ道右に左に秋の風 |
45 | 寒紅を差して言いたきこと言えず |
46 | せきをしてもひとり |
47 | 去年今年一と擦りに噴くマッチの火 |
48 | 蕗の葉に蟻ゐることも子の歳月 |
49 | 歩き初む児よ月光の青畳 |
50 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
2024年4月26日 21時39分更新(随時更新中)