現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年8月22日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 八月や六日九日十五日 |
3 | せきをしてもひとり |
4 | 子の話して別れたる晩夏光 |
5 | ところてん煙のごとく沈みをり |
6 | くもることわすれし空のひばりかな |
7 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
8 | いはれなくけふ頸燃えて五月逝く |
9 | 色欲もいまは大切柚子の花 |
10 | 浮花や余白といたす朝ぼらけ |
11 | 生くることやうやく楽し老の春 |
12 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
13 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
14 | 見失う時なお高みなる夏の蝶 |
15 | 秋の灯にひらがなばかり母の文 |
16 | 逆上り出来て逆さに夕焼ける |
17 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
18 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
19 | 行き過ぎて胸の地蔵会明りかな |
20 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
21 | 藍ゆかた一本独鈷の博多帶 |
22 | あをあをとこの世の雨のははきぐさ |
23 | 卵割るように銀河を渡りけり |
24 | 咳をしても一人 |
25 | むらさきになりゆく二羽の青鷹 |
26 | 曼珠沙華落暉も蘂をひろげけり |
27 | 藍甕の藍はしづもり梅雨の底 |
28 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
29 | 曖昧な日本人のわたし赤い蟹 |
30 | 採点の赤鉛筆や昼花火 |
31 | 楸の実夫と見てをり楸邨忌 |
32 | 腹底に逆波起つる青嵐 |
33 | 古手紙燃し自分史の消ゆる梅雨 |
34 | 叱られて姉は二階へ柚子の花 |
35 | 茎右往左往菓子器のさくらんぼ |
36 | 流燈の帯延々と御巣鷹忌 |
37 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
38 | 十六夜の上り框の濡れにけり |
39 | 天ざかる鄙に住みけり星祭 |
40 | 木曽路ゆく我も旅人散る木の葉 |
41 | 曼珠沙華竹林へ燃え移りをり |
42 | 是がまあ臨死夢中か花吹雪 |
43 | 落蝉にまだ飛ぶ命残りをり |
44 | その中に崩落の音花カンナ |
45 | 霜柱俳句は切字響きけり |
46 | 藍の花咲く番外の札所かな |
47 | 水入れて花瓶透明夏の果 |
48 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
49 | 青天や白き五弁の梨の花 |
50 | 星空へ店より林檎あふれをり |
2024年9月25日 00時06分更新(随時更新中)