現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2023年1月20日のデイリーキーワードランキング
1 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
2 | 大寒や転びて諸手つく悲しさ |
3 | 蛍籠昏ければ揺り炎えたたす |
4 | 梨咲くと葛飾の野はとの曇り |
5 | ものの種にぎればいのちひしめける |
6 | 蟇ないて唐招提寺春いづこ |
7 | 火はわが胸中にあり寒椿 |
8 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
9 | この道しかない春の雪ふる |
10 | 少年や六十年後の春の如し |
11 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
12 | 侘助のぽつりぽつりと呟きぬ |
13 | 春の夜や寝れば恋しき観世音 |
14 | 一日もの云はず蝶の影さす |
15 | 萩の風何か急かるる何ならむ |
16 | 冬森を管楽器ゆく蕩児のごと |
17 | さくらじま真夏の柱立ち上がる |
18 | 天井に日の斑ゆらめく針供養 |
19 | 年を以て巨人としたり歩み去る |
20 | 秋の航一大紺円盤の中 |
21 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
22 | かそけくも咽喉鳴る妹よ鳳仙花 |
23 | 切り捨てし胃の腑かわいや秋の暮 |
24 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
25 | 乳母車夏の怒濤によこむきに |
26 | 夕虹のあと鳥籠の澄みにけり |
27 | 冬耕の土裏返す雀どち |
28 | まっくろな目ゆえ鼠は殺される |
29 | ちるさくら海あをければ海へちる |
30 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
31 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
32 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
33 | 麗しき春の七曜またはじまる |
34 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
35 | 蒲の穂の一つが弾け番鴨 |
36 | どうでもよいことには触れず野水仙 |
37 | 大寒と敵のごとく対ひたり |
38 | 去年今年うしろ姿の厨妻 |
39 | 銀漢に触れて尾となる天塩川 |
40 | 怒濤音はるか絶えざる貘枕 |
41 | くさめして我は二人に分かれけり |
42 | 冬日燦津軽の色に戦慄す |
43 | 万物の一塵として年迎ふ |
44 | 目隠しの隙間よろこぶ桃の花 |
45 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
46 | 七月の青嶺まぢかく熔鑛炉 |
47 | 世界中一本杉の中は夜 |
48 | 日を追わぬ大向日葵となりにけり |
49 | 白梅のあと紅梅の深空あり |
50 | 男から昏れてますます芒原 |
2024年9月19日 16時13分更新(随時更新中)