現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年6月23日のデイリーキーワードランキング
1 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
2 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
3 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
4 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
5 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
6 | 星空へ店より林檎あふれをり |
7 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
8 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
9 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
10 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
11 | 螢獲て少年の指みどりなり |
12 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
13 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる - |
14 | 沖縄忌たった一度の死がずらり |
15 | 牡丹百二百三百門一つ |
16 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
17 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
18 | 繊く白く爪の三日月菊を摘む |
19 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
20 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
21 | 蜥蜴の尾鋼鉄光りや誕生日 |
22 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
23 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
24 | とりあえず塩と答えて更衣 |
25 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
26 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
27 | 方丈の大庇より春の蝶 |
28 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
29 | 太陽のお届けものです捺印を |
30 | 入れものが無い両手で受ける |
31 | 芋の露連山影を正しうす |
32 | ミモーザを活けて一日留守にしたベッドの白く |
33 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
34 | しぐれふるみちのくに大き仏あり |
35 | いち抜けた涼しい影に添いにけり |
36 | ビル・ラッシュ何処も片陰のみの午後 |
37 | 実朝の海あをあをと初桜 |
38 | 夏点前水中鯉のひげ動く |
39 | 白桃に入れし刃先の種を割る |
40 | 黄金週間泣いてみるのもひまつぶし |
41 | この道しかない春の雪ふる |
42 | 人それぞれ書を読んでゐる良夜かな |
43 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
44 | 汝が胸の谷間の汗や巴里祭 |
45 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
46 | ものの種にぎればいのちひしめける |
47 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
48 | ヤゴの背中に精神が見えてくる |
49 | 春晝の指とどまれば琴も止む |
50 | 紫陽花に秋冷いたる信濃かな |
2024年9月25日 06時38分更新(随時更新中)