現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年4月25日のデイリーキーワードランキング
1 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
2 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
3 | 死*神と別れ風船虫とゐる |
4 | 初富士にかくすべき身もなかりけり |
5 | 晝寢すと言ひたるままに荼毘にあり |
6 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
7 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
8 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
9 | 藍甕を敲きて秋思身近かにす |
10 | この土や桜咲く国わが住む国 |
11 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
12 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
13 | 心眼に菩薩さゆらぐ花篝 |
14 | 易々と還暦通過 東天紅 |
15 | 約束はできないけれど冬木の芽 |
16 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
17 | 蒲公英のかたさや海の日も一輪 |
18 | ああと言ふもあつと思ふも秋の風 |
19 | 厨より妻呼ぶ声や梅一輪 |
20 | 梅雨の犬で氏も素性もなかりけり |
21 | 泥舟でいいではないか星祭 |
22 | 桔梗や男も汚れてはならず |
23 | 空をゆく一かたまりの花吹雪 |
24 | 逢うまでの刻ゆるやかに青蜥蜴 |
25 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
26 | ここ涼しかしこ涼しと座をかへて |
27 | 春紅葉昔乙女の声華やぐ |
28 | 曖昧な日本人のわたし赤い蟹 |
29 | 愛欲るや黄の朝焼に犬佇てり |
30 | ひろびろと露曼陀羅の芭蕉かな |
31 | 春の日やあの世この世と馬車を駆り |
32 | 愛すべき私の未来寒卵 |
33 | 乱菊やわが学問のしづかなる |
34 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
35 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
36 | 海とどまりわれら流れてゆきしかな |
37 | 馬酔木咲く金堂の扉にわが触れぬ |
38 | 愛と同量の飢え暗澹と開渠を下る |
39 | あいちきゅうはくみそつけてくうとうまい |
40 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
41 | 早春の土に手応へ鍬を振る |
42 | 抱擁の影を出てゆく草の絮 |
43 | 藍甕の藍はしづもり梅雨の底 |
44 | 暁暗にはや地一つの夢紛れ |
45 | 葭切のをちの鋭声や朝ぐもり |
46 | 外套の裏は緋なりき明治の雪 |
47 | アイスクリームに厚き外套脱ぎ給へ |
48 | アイスクリーム嘗めカンヴァスを離り見て |
49 | 妻なしに似て四十なる白絣 |
50 | 藍の花甕はイランの大きさに |
2024年9月19日 14時52分更新(随時更新中)