現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年9月3日のデイリーキーワードランキング
1 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
2 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
3 | クロイツェル・ソナタ折り鶴凍る夜 |
4 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
5 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
6 | 星空へ店より林檎あふれをり |
7 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
8 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
9 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
10 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
11 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
12 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる - |
13 | 葡萄食ふ一語一語の如くにて |
14 | 真白の滝を遠目に旅ゆくも |
15 | 古式の滴りいまも 洞窟で声失う |
16 | 雁啼くやひとつ机に兄いもと |
17 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
18 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
19 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
20 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
21 | 人恋へば夕べ笹の葉清し清し |
22 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
23 | 坪内氏、おだまき咲いて主婦を抱く |
24 | 生きかはり死にかはりして打つ田かな |
25 | 心豊か群れ曼珠沙華わつと咲き |
26 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
27 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
28 | 障子しめて四方の紅葉を感じをり |
29 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
30 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
31 | 百幹の青そそり立つ竹の秋 |
32 | 一行の添え書に見る年賀状 |
33 | 元日やふどしたたんで枕上ミ |
34 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
35 | 蕗の薹見つけし今日はこれでよし |
36 | どくだみや全く音のない時間 |
37 | 白き貝机上に夏を惜しみけり |
38 | 銀河系のとある酒場のヒヤシンス |
39 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
40 | 雪山のどこも動かず花にほふ |
41 | 極楽の余り風欲し油照り |
42 | 初日さす松はむさし野にのこる松 |
43 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
44 | おそるべき君等の乳房夏来る |
45 | 螢獲て少年の指みどりなり |
46 | 水鳥のしづかに己が身を流す |
47 | 埃から埠頭吸い馬の眼馬の眼を怒る |
48 | 水着きてコクトー好みの人になる |
49 | 丸く寝て尾が不思議なり狐の子 |
50 | 雪原をゆく一筋の風の影 |
2024年9月24日 18時48分更新(随時更新中)