現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年10月28日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
3 | 肩に来て人懐かしや赤蜻蛉 |
4 | 吹かれゐる真葛原の朱の鳥居 |
5 | 田仕舞の煙を遠に安房上総 |
6 | こんなよい月を一人で見て寝る |
7 | 涅槃図をあふるる月のひかりかな |
8 | 月光や亡夫の口笛犬呼べり |
9 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
10 | 咳をしても一人 |
11 | 福寿草家族のごとくかたまれり |
12 | 磨崖佛おほむらさきを放ちけり |
13 | 西日中電車のどこか掴みて居り |
14 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
15 | 十二支みな闇に逃げこむ走馬灯 |
16 | 芋の露連山影を正しうす |
17 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
18 | 暗室の男のために秋刀魚焼く |
19 | 虹二重神も恋愛したまへり |
20 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
21 | 海に出て木枯帰るところなし |
22 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
23 | 老いて尚雛の眼差し美しと見る |
24 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
25 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
26 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
27 | 子をもたぬをとことをんな毛蟲焼く |
28 | よろこべばしきりに落つる木の実かな |
29 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
30 | はせを忌の蝶の出てくる日和かな |
31 | 落蝉にまだ飛ぶ命残りをり |
32 | 馬も召されておぢいさんおばあさん |
33 | 月の出をすれ違いたる影のあり |
34 | 一の橋二の橋ほたるふぶきけり |
35 | 木苺の遠い記憶を摘みにけり |
36 | さきみちてさくらあをざめゐたるかな |
37 | 石蕗の花馬耳東風をつら抜けり |
38 | 月夜の仲間なまこのかたちの足で逃げる |
39 | どこまでが花どこからが花の闇 |
40 | 天の川鷹は飼はれて眠りをり |
41 | 風邪の子の夢はやどり木のかたち |
42 | 中学生神語りおり雪積む藁 |
43 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
44 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
45 | 百官の荷を下ろしけりクールビズ |
46 | 牡丹百二百三百門一つ |
47 | 月見るや我が根性の今昔 |
48 | 水洗の東司に挿せし菊一輪 |
49 | 一日を悔いなく生きて紅芙蓉 |
50 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
2024年9月26日 22時18分更新(随時更新中)