現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年5月28日のデイリーキーワードランキング
1 | 洪水のあとに色なき茄子かな |
2 | 菫程な小さき人に生れたし |
3 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
4 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
5 | 遠き日の男根なぶる葉月潮 |
6 | 芋の露連山影を正しうす |
7 | 星空へ店より林檎あふれをり |
8 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
9 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
10 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
11 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
12 | 水洟や鼻の先だけ暮れ残る |
13 | 天上も淋しからんに燕子花 |
14 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
15 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
16 | 重ね着の中に女のはだかあり |
17 | どうしようもないわたしが歩いてゐる |
18 | 座布団を折りて枕や業平忌 |
19 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
20 | 分け入つても分け入つても青い山 |
21 | 片方を閉めると開いてアマリリス |
22 | 午後からは頭が悪く芥子の花 |
23 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
24 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
25 | 鮟鱇の骨まで凍てぶちきらる |
26 | 愛されずして沖遠く泳ぐなり |
27 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
28 | 鳥帰るいづこの空もさびしからむに |
29 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
30 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
31 | 春埃たまる神経過敏症 |
32 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
33 | 由布岳へ打つ九面太鼓や苗代田 |
34 | この村に気配の見えぬ祭かな |
35 | わが恋は人とる沼の花菖蒲 |
36 | かもめ来よ天金の書をひらくたび |
37 | 藍壺に泥落したる燕かな |
38 | 金閣にほころびのひかり苔の花 |
39 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
40 | 入れものが無い両手で受ける |
41 | 日の本の男の子かなしも業平忌 |
42 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
43 | はじめなかいっさいをはり大文字 |
44 | 嬰連れて若き父母秋桜 |
45 | 涙して少女浴衣の帯揺らす |
46 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
47 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
48 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
49 | 望郷の夢見もあらむ浮寝鳥 |
50 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
2024年9月19日 12時53分更新(随時更新中)