現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年1月30日のデイリーキーワードランキング
1 | 別るゝもまた愉しげの雛かな |
2 | 菊焚きて跡を湖辺の香となせり |
3 | 牡丹百二百三百門一つ |
4 | 風花を来てハンサムな調律師 |
5 | たんぽぽたんぽぽ砂浜に春が目を開く |
6 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
7 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
8 | どしゃ降りや身ぐるみ脱いで白百合は |
9 | いくばくか菊焚く香りほのぼのし |
10 | をさなくて蛍袋のなかに栖む |
11 | 岬鼻へ飛立つ前の鷹一羽 |
12 | 連翹の雨にいちまい戸をあけて |
13 | 海に出て木枯帰るところなし |
14 | 早乙女の休んで居れり水車 |
15 | 樅の木は一本がよし雪が降る |
16 | 夜を帰る枯野や北斗鉾立ちに |
17 | 辛抱の根は母ゆづり雪間草 |
18 | 雪の峰しづかに春ののぼりゆく |
19 | 豆ひとつ書棚に残り春立てり |
20 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
21 | 如来より菩薩にそそぐ花明り |
22 | 雪の原犬沈没し躍り出づ |
23 | 家なしも江戸の元日したりけり |
24 | 桃うかぶ暗き桶水父は亡し |
25 | 叱られて目をつぶる猫春隣 |
26 | あえかなる虹秋天に昇華せり |
27 | まだ残る火傷の痕や夕かなかな |
28 | 畦塗るやちちははの顔映るまで |
29 | 福寿草家族のごとくかたまれり |
30 | ある家から鈴虫道は流れたり |
31 | 俺にあと何日残せし寒満月 |
32 | 菊を焚く燻りに人寄りにけり |
33 | 青空のために咲きいる冬桜 |
34 | 鶲来て空の銀紙鳴らしけり |
35 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
36 | 天の川のもとに天智天皇と虚子と |
37 | 琴墜ちてくる秋天をくらりくらり |
38 | 花も亦月を照らしてをりにけり |
39 | あえかなる薔薇撰りをれば春の雷 |
40 | 雪晴れてわが冬帽の蒼さかな |
41 | お遍路が一列に行く虹の中 |
42 | 師走すぐ靴の流れの急くままに |
43 | 壁の新聞の女はいつも泣いて居る |
44 | 梅二月ひかりは風とともにあり |
45 | 顔抱いて犬が寝てをり菊の宿 |
46 | 冬日燦津軽の色に戦慄す |
47 | さつき華やぎ一石一仏しづもりて |
48 | ひとすじの風を孕みて鯉のぼり |
49 | 轟沈し大王烏賊をかすめけり |
50 | 大雨のあと浜木綿に次の花 |
2024年9月23日 06時23分更新(随時更新中)