現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年12月13日のデイリーキーワードランキング
1 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
2 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
3 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
4 | ものの種にぎればいのちひしめける |
5 | 春の夜や寝れば恋しき観世音 |
6 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
7 | 一日もの云はず蝶の影さす |
8 | 渡り鳥みるみるわれの小さくなり |
9 | 海に出て木枯帰るところなし |
10 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
11 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
12 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
13 | 草も木も仏日昏れの斑雪 |
14 | 千里飛び来て白鳥の争へる |
15 | 根雪らしずっしり重い寒さきて |
16 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
17 | あなたなる夜雨の葛のあなたかな |
18 | 夏雲群るこの峡中に死ぬるかな |
19 | 霜柱死は慌てずに躊躇わず |
20 | 四頭の雄馬と烈女白鳥座 |
21 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
22 | 風上に白鳥あそび年立てり |
23 | 菫程な小さき人に生れたし |
24 | 侘助のぽつりぽつりと呟きぬ |
25 | 落蟬のひと声天寿まっとうす |
26 | 怒濤岩を噛む我を神かと朧の夜 |
27 | 戦争と畳の上の団扇かな |
28 | 油断して芒は舌を見せにけり |
29 | ああ小春我等涎し涙して |
30 | ずぶぬれて犬ころ |
31 | 寒林の彼方の湖が灯を映す |
32 | 月光のおよぶかぎりの蕎麦の花 |
33 | みちのくに輪廻転生赤とんぼ |
34 | あらたまの鍋持ち上げる力かな |
35 | 穀雨来て村は一気に華やげり |
36 | 海原を共に眺めん赤とんぼ |
37 | 草も木も仏に見える蝉しぐれ |
38 | 青霧にわが眼ともして何待つや |
39 | 我生の今日の昼寝も一大事 |
40 | 流れたる花屋の水の氷りけり |
41 | みちのくの星入り氷柱われに呉れよ |
42 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
43 | あすはかへらうさくらちるちつてくる |
44 | 散敷きし花のやさしさ褥まで |
45 | 旅に病で夢は枯野をかけ廻る |
46 | 春雨のわれまぼろしに近き身ぞ |
47 | 春隣犀の背中が濡れてゐる |
48 | 愛妻家小西昭夫氏蠅叩く |
49 | 仏性は白き桔梗にこそあらめ |
50 | 六月の女すわれる荒筵 |
2024年4月25日 06時58分更新(随時更新中)