現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年4月2日のデイリーキーワードランキング
1 | 満開のふれてつめたき桜の木 |
2 | わが死後の乗換駅の潦 |
3 | 湖畔亭にヘヤピンこぼれ雷匂ふ |
4 | 垂れ髪に雪をちりばめ卒業す |
5 | 右の眼に大河左の眼に騎兵 |
6 | 赤き火事哄笑せしが今日黒し |
7 | うつくしき眼と会ふ次の雷待つ間 |
8 | 炎天の坂や怒を力とし |
9 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
10 | 水あれば飲み敵あれば射ち戦死せり |
11 | 重ね着の中に女のはだかあり |
12 | 黒人の掌の桃色にクリスマス |
13 | 大寒の街に無数の拳ゆく |
14 | 春雪の暫く降るや海の上 |
15 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
16 | 雪柳真っ白に白盛り上がる |
17 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
18 | 花筏行きとどまりて夕日溜む |
19 | 杉花粉人の機嫌に乗りきれず |
20 | 大根の花紫野大徳寺 |
21 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
22 | 杉山のはぐれ桜の情死かな |
23 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
24 | 杉花粉核の世に嚔充満す |
25 | 夜の桜死者も生者もきてすわる |
26 | すみれ踏みしなやかに行く牛の足 |
27 | 生れし地で死ねる幸せ燕来る |
28 | てふてふや遊びをせむとて吾が生れぬ |
29 | 杉菜へと下ってゆきて一年経つ |
30 | 敗戦日一日にんげん休みます |
31 | 野仏の腰艶かし諸葛菜 |
32 | 夜桜やあぶない橋を渡ろうか |
33 | 海に出て木枯帰るところなし |
34 | 雪霏々と舷梯のぼる眸濡れたり |
35 | 楢林春禽微雨を愉しめる |
36 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
37 | 初東風や水平線を船が曳く |
38 | 春の海まつすぐ行けば見える筈 |
39 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
40 | 定年の夜櫻世櫻として眺む |
41 | 苗代の足跡苗代ある限り |
42 | 若鮎の二手になりて上りけり |
43 | この道しかない春の雪ふる |
44 | 海棠の花沈みゆく黄泉の国へ |
45 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
46 | 愛されず冬の駱駝を見て帰る |
47 | 高校生のゆるいネクタイ通し鴨 |
48 | 芋の葉の大きな露の割れにけり |
49 | 水草生ふ放浪の画架組むところ |
50 | 雷鳥の遊ぶ岩根の捨扇 |
2024年9月24日 19時06分更新(随時更新中)