現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年10月30日のデイリーキーワードランキング
1 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
2 | ものの種にぎればいのちひしめける |
3 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
4 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
5 | 念力のゆるめば死ぬる大暑かな |
6 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
7 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
8 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
9 | 霜月や目覚時計三つ一度 |
10 | 麦秋の中なるが悲し聖廃虚 |
11 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
12 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
13 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
14 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
15 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
16 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
17 | 藍の花栞れば紅の失せにけり |
18 | 乙鳥や小路名の多き京の町 |
19 | 穴惑刃の如く若かりき |
20 | 秋空を二つに断てり椎大樹 |
21 | おびただしき靴跡雪に印し征けり |
22 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
23 | 露草や飯吹くまでの門歩き |
24 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
25 | 少しづつあらはに積もるみぞれかな |
26 | 金木犀の音満ちてゆく夜明け |
27 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
28 | いなびかり北よりすれば北を見る |
29 | 立冬のことに草木のかがやける |
30 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
31 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
32 | しづかなる力満ちゆきばつたとぶ |
33 | 犬の睾丸ぶらぶらつやつや金木犀 |
34 | うりずんのたてがみ青くあおく梳く |
35 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
36 | 物種をにぎれば生命ひしめける |
37 | ところてん煙のごとく沈みをり |
38 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
39 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
40 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
41 | 三尺の玻璃戸に嵌まる山ざくら |
42 | 四阿は木漏れ日の中池小春 |
43 | 炉開きの一碗の福掌に包む |
44 | 秋あかね爆弾持たない身軽さで |
45 | あすはかへらうさくらちるちつてくる |
46 | この丘のつくしをさなききつね雨 |
47 | 羅や人悲します恋をして |
48 | せきをしてもひとり |
49 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
50 | 利根川の大きうねりや冬霞 |
2024年9月19日 18時32分更新(随時更新中)