現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年3月21日のデイリーキーワードランキング
1 | 赤き火事哄笑せしが今日黒し |
2 | 毎年よ彼岸の入りに寒いのは |
3 | 有る程の菊抛げ入れよ棺の中 |
4 | 谺して山ほととぎすほしいまま |
5 | てのひらにのせてくださる柏餅 |
6 | 夏雲むるるこの峡中に死ぬるかな |
7 | 仏生会鎌倉の空人歩く |
8 | 重ね着の中に女のはだかあり |
9 | 人の手にあれば欲しがり夷布 |
10 | 謦咳に接するに似て露の荘 |
11 | 金魚玉とり落しなば鋪道の花 |
12 | ままごとの飯もおさいも土筆かな |
13 | 白藤や揺りやみしかばうすみどり |
14 | あえかなる薔薇撰りをれば春の雷 |
15 | ものの種にぎればいのちひしめける |
16 | とんぼ連れて味方あつまる山の国 |
17 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
18 | 死者は丘夜明けの鳥ら声をまき |
19 | ぶつぶつと大いなる田螺の不平かな |
20 | 有明の海眞下なる紅葉かな |
21 | 門を出て五十歩月に近づけり |
22 | 暁や北斗を浸す春の潮 |
23 | 秋の暮大魚の骨を海が引く |
24 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
25 | 妻老いて母の如しやとろろ汁 |
26 | 綾とりや小鳥殺しの春の雪 |
27 | 白鳥といふ一巨花を水に置く |
28 | 朝戸出て直ぐあり沢蟹の猛き匂い |
29 | 蓑虫の此奴は萩の花衣 |
30 | 苗代の水を平らにして眠る |
31 | オムレツの腰がきまらぬ涅槃西風 |
32 | 北嵯峨の水美しき冷奴 |
33 | あかねさす近江の国の飾臼 |
34 | 月を見てをりたる父の論すこと |
35 | 梅咲いて庭中に青鮫が来ている |
36 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
37 | 怒濤岩を噛む我を神かと朧の夜 |
38 | ひらひらと月光降りぬ貝割菜 |
39 | 夜桜やうらわかき月本郷に |
40 | 直青の野に疾き翳を逝かしむる |
41 | 幽冥へ去りし論客年忘 |
42 | 塋域はまかせ給へと道をしへ |
43 | 春雷や布団の上の旅衣 |
44 | 死なば秋露の干ぬ間ぞおもしろき |
45 | 夜桜やひとつ筵に恋敵 |
46 | 相撲乗せし便船のなど時化となり |
47 | 好転のとき青鷺の身じろぐは |
48 | 銀河系のとある酒場のヒヤシンス |
49 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
50 | 露人ワシコフ叫びて柘榴打ち落す |
2024年4月27日 02時47分更新(随時更新中)