現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年9月22日のデイリーキーワードランキング
1 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
2 | 山の色釣り上げし鮎に動くかな |
3 | よろよろと棹がのぼりて柿挟む |
4 | うすぐもり都のすみれ咲きにけり |
5 | これよりは恋や事業や水温む |
6 | 隅田川見て刻待てり年わすれ |
7 | 運動会少女の腿の百聖し |
8 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
9 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
10 | 夕東風や海の船ゐる隅田川 |
11 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
12 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
13 | 山又山山桜又山桜 |
14 | 羽子板や子はまぼろしのすみだ川 |
15 | それとなく御飯出てくる秋彼岸 |
16 | 秋また秋その空欄をうめよ |
17 | 其中に金鈴をふる虫一つ |
18 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
19 | 井戸ポンプ押せば地の声雪間萌ゆ |
20 | 硝子戸の中の幸福足袋の裏 |
21 | 五十八階全階の秋灯 |
22 | 食いっぷりよき少年と鉦叩 |
23 | 淡墨桜風たてば白湧きいづる |
24 | 初鴨を待ち受けている 雲母波 |
25 | 朝桜比肩の吾子に戦さなし |
26 | 西国の畦曼珠沙華曼珠沙華 |
27 | 天領の境にさくや桐の花 |
28 | コスモスの花あそびをる虚空かな |
29 | 思はずもヒヨコ生れぬ冬薔薇 |
30 | 明日はまた明日の日程夕蛙 |
31 | 芋の露連山影を正しうす |
32 | 向日葵の大声でたつ枯れて尚 |
33 | かたくりの花を踏むなと風がいう |
34 | 秋の昼眉描きて尚さびしき顔 |
35 | 混沌の中確かなりチチロ鳴く |
36 | 肩に来て人懐かしや赤蜻蛉 |
37 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
38 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
39 | 一枚の落葉となりて昏睡す |
40 | 親離れしてゆく子らの背 花吹雪 |
41 | 遠蛙酒の器の水を呑む |
42 | 暑といふ字崩れて秋の蝶となる |
43 | 瀬頭は白眉よ最上初もみじ |
44 | まなうらに薄き玻璃ある二月かな |
45 | 目のまへに海図ひろげし夜半の秋 |
46 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
47 | かりそめの言葉灯れり蛍草 |
48 | 終戦日過ぎ粉末となるまむし |
49 | 秋麗の柩に凭れ眠りけり |
50 | 誰待つとはなく満月を着用す |
2024年9月26日 19時56分更新(随時更新中)