現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年3月1日のデイリーキーワードランキング
1 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
2 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
3 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
4 | とんぼ連れて味方あつまる山の国 |
5 | 日の障子太鼓の如し福寿草 |
6 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
7 | 鉛筆の遺書ならば忘れ易からむ |
8 | 重ね着の中に女のはだかあり |
9 | 古き世の火の色うごく野焼かな |
10 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
11 | 啓蟄や指輪廻せば魔女のごと |
12 | いきいきと三月生る雲の奧 |
13 | 花の道つづく限りをゆくことに |
14 | 啓蟄の蚯蚓の紅のすきとほる |
15 | からだの風景を鷹が舞っている |
16 | 今日の喪へ開くあかるき傘の |
17 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
18 | うかうかと我門過る月夜かな |
19 | すばらしい乳房だ蚊が居る |
20 | 荷車の消えるまで音鎮花祭 |
21 | 金魚玉とり落しなば鋪道の花 |
22 | ああといひて吾を生みしか大寒に |
23 | 月浴びて玉崩れをる噴井かな |
24 | 女学生の黒き靴下聖夜ゆく |
25 | 今の間のおういぬふぐり聖人去り |
26 | 終戦の夜汽車愛と死立ちて読む |
27 | 秋風の一弦琴を二つ置く |
28 | 早乙女の股間もみどり透きとほる |
29 | 曼珠沙華あつけらかんと道の端 |
30 | 女人寄りおのもおのもに衣の透ける |
31 | パイプもてうちはらふ万愚節の雪 |
32 | 夕影は流るる藻にも濃かりけり |
33 | 火遊びの我れ一人ゐしは枯野かな |
34 | ある夜月に富士大形の寒さかな |
35 | とりめのぶうめらんこりい子供屋のコリドン |
36 | 菜種梅雨念仏の膝つめあわせ |
37 | おにはにはにはにはとりがゐるはるは |
38 | 日を射よと草矢もつ子をそそのかす |
39 | 女房のふところ恋ひし春の暮 |
40 | 早苗饗のいちにち湯野の湯の熱き |
41 | 老いぬれば股間も宙や秋の暮 |
42 | 宙吊りにわが手袋と鵠と |
43 | 今日だけは自殺をやめて風邪をひこう |
44 | きさらぎをぬけて弥生へものの影 |
45 | 牡丹雪ジユネを読みたる少年期 |
46 | 列島をかじる鮫たち桜咲く |
47 | 髪の毛ほどのスリ消え赤い蛭かたまる |
48 | 彼一語我一語秋深みかも |
49 | 十薬の花の近くの灰かぐら |
50 | かもめ来よ天金の書をひらくたび |
2024年9月19日 20時40分更新(随時更新中)