現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年8月23日のデイリーキーワードランキング
1 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
2 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
3 | 自死百代冬越す事のあれやこれ |
4 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
5 | 己が影を慕うて這へる地虫かな |
6 | 八月や六日九日十五日 |
7 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
8 | 岬鼻へ飛立つ前の鷹一羽 |
9 | 一叢の黄菊に山気ひそみをり |
10 | 日本海に稲妻の尾が入れられる |
11 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
12 | 坂口安吾とは霜月の蝶番 |
13 | 鶴舞ふや日は金色の雲を得て |
14 | 死なば秋露の干ぬ間ぞおもしろき |
15 | いきいきと三月生る雲の奧 |
16 | 敦盛草恋ともちがふ紅の色 |
17 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
18 | 雲を透く秋空見れば笛欲しや |
19 | ひこばゆる木の名を知らず親不孝 |
20 | 泉の底に一本の匙夏了る |
21 | 春の海名句それぞれ屹然と |
22 | 庭百花よい人生ねと言われけり |
23 | 方丈の大庇より春の蝶 |
24 | 夜の刃物うつむき祭囃子過ぐ |
25 | 海に出て木枯帰るところなし |
26 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
27 | 十六夜や渚のふたり動かざり |
28 | 秋天にわれがぐんぐんぐんぐんと |
29 | 竜淵に潜みて人のけはひせず |
30 | 秋澄むや耳付きの花器は火襷 |
31 | 日盛りに蝶のふれ合ふ音すなり |
32 | 雨の日や 花白粉の昏れ残り |
33 | 秋天の下に野菊の花弁欠く |
34 | 短日の梢微塵にくれにけり |
35 | かりそめに燈籠おくや草の中 |
36 | をみなとはかかるものかも春の闇 |
37 | 戦争と畳の上の団扇かな |
38 | 百草丸こぼして秋を拾いけり |
39 | 暗く暑く大群集と花火待つ |
40 | いなびかり北よりすれば北を見る |
41 | 鈴おとのかすかにひびく日傘かな |
42 | あだし野の蜩やまぬまま 灯刻 |
43 | 長き夜の苦しみを解き給ひしや |
44 | かろき子は月にあづけむ肩車 |
45 | 木枯しのやうな男の後に蹤く |
46 | 欠伸して雪解雫となりにけり |
47 | 雁の束の間に蕎麦刈られけり |
48 | 竹の葉騒は冴ゆる眼鏡に數知れず |
49 | 鍛冶の火を浴びて四葩の静かかな |
50 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
2024年9月25日 20時35分更新(随時更新中)