現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年6月1日のデイリーキーワードランキング
1 | 星空へ店より林檎あふれをり |
2 | 芋の露連山影を正しうす |
3 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
4 | じゃんけんで負けて螢に生れたの |
5 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
6 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
7 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
8 | 菫程な小さき人に生れたし |
9 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
10 | 陽へ病む |
11 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
12 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
13 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
14 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
15 | 遠き日の男根なぶる葉月潮 |
16 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
17 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
18 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
19 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
20 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
21 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
22 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
23 | 祈るべき天とおもえど天の病む |
24 | 入れものが無い両手で受ける |
25 | 洪水のあとに色なき茄子かな |
26 | 朝焼の雲海尾根を溢れ落つ |
27 | 幽冥へおつる音あり灯取虫 |
28 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
29 | 閨怨のまなじり幽し野火の月 |
30 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
31 | ちかぢかと大仏の頭の穂草かな |
32 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
33 | おくれ毛を茅花流しとおもいけり |
34 | 空つぽのこころは奈落もがり笛 |
35 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
36 | もつ花におつるなみだや墓まゐり |
37 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
38 | 大峰の月に帰るや夜学人 |
39 | 筆硯に多少のちりも良夜かな |
40 | なきがらや秋風可代ふ鼻の穴 |
41 | 凍空に太陽三個死は一個 |
42 | 衣更え両手淋しき夜となりぬ |
43 | 流燈や一つにはかにさかのぼる |
44 | よき娘きて軍鶏流眄す秋日かな |
45 | つぶらなる汝が眼吻はなん露の秋 |
46 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
47 | 苗代に月の曇れる夜振かな |
48 | かがやける臀をぬぐへり海女の夏 |
49 | 寒鯉や見られてしまい発狂す |
50 | 連翹や真間の里びと垣を結はず |
2024年9月27日 02時20分更新(随時更新中)