現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年5月19日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | せきをしてもひとり |
3 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
4 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
5 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
6 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
7 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
8 | 戦後の空へ青蔦死木の丈に充つ |
9 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
10 | 秋めくやいささ群竹風に鳴り |
11 | ラグビーの頬傷ほてる海見ては |
12 | 残照を容れて祈りの雪景色 |
13 | おそるべき君等の乳房夏来る |
14 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
15 | 愛されず冬の駱駝を見て帰る |
16 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
17 | どくだみや真昼の闇に白十字 |
18 | 愛恋のダチュラの毒の白いこと |
19 | てのひらの水の珠玉よ青葉騒 |
20 | 逢ひに来しいもうとなるか雪ぼたる |
21 | 万障が鉢合わせして濃紫陽花 |
22 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
23 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
24 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
25 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
26 | 逢うために母は銀河の駅に佇つ |
27 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
28 | 六月の氷菓一盞の別れかな |
29 | 九十九里浜に白靴提げて立つ |
30 | つきぬけて 天上の紺 曼珠沙華 |
31 | 人参の芯から一日始まれり |
32 | 梅雨の河見えざるものへ網を打つ |
33 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
34 | おちついて死ねそうな草萌ゆる |
35 | わが恋は人とる沼の花菖蒲 |
36 | 古稀といふ春風にをる齢かな |
37 | 無欲なるとき靜かなり白日傘 |
38 | 花辣韮水平線の弧より昏れ |
39 | 暗りをともなひ上る居待月 |
40 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
41 | 銀漢や風化の果ての夫婦岩 |
42 | 青蜥蜴批判はななめうしろから |
43 | 五月雨客一人きて一人去る |
44 | 春風や許して高所恐怖症 |
45 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
46 | 熾る火に向かう面や薪能 |
47 | 世の隅に生きて清和の天仰ぐ |
48 | 東大寺湯屋の空ゆく落花かな |
49 | 兄以上恋人未満掻氷 |
50 | 麦笛は父さんの声花嫁に |
2024年9月23日 11時09分更新(随時更新中)