現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年11月25日のデイリーキーワードランキング
1 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
2 | 竜天に昇る暁雲輝やかし |
3 | 着ぶくれて浮世の義理に出かけけり |
4 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
5 | 親子笑えり一心に切る紙キリスト |
6 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
7 | 夏の河赤き鉄鎖のはし浸る |
8 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
9 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
10 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
11 | 山国の蝶を荒しと思はずや |
12 | 巌襖しづかに鷹のよぎりつつ |
13 | 春水をたたけばいたく窪むなり |
14 | 障子しめて四方の紅葉を感じをり |
15 | かまきりの顎がはづれて泣きをりぬ |
16 | 去年今年貫く棒の如きもの |
17 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
18 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
19 | 磨崖佛おほむらさきを放ちけり |
20 | ものの種にぎればいのちひしめける |
21 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
22 | 窓にいま太陽生まる冬林檎 |
23 | 月光の帯 玄鯨の帰りゆく |
24 | ひたすらに風が吹くなり大旦 |
25 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
26 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
27 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
28 | きらわれているとも知らず杉の花 |
29 | 枯れ蓮の枯れ切るところ幾柱 |
30 | 初時雨銀杏ひたすら地に残り |
31 | 初霜や秋霜烈日緩びしも |
32 | 蛇衣を脱ぐ身の長さかこちつつ |
33 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
34 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
35 | 手に受けし初雪すぐに消えにけり |
36 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
37 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
38 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
39 | 光りつつ沖より時雨来たりけり |
40 | 日本海に稲妻の尾が入れられる |
41 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
42 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
43 | 蝶々のもの食ふ音の静かさよ |
44 | 秋晴や宇治の大橋横たはり |
45 | さり気なく外すピアスや憂国忌 |
46 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
47 | 不器用な長女の嘘ですカーネーション |
48 | 午の庭柔ら風吹き緑立ち |
49 | こぼれ萩こぼれぬように口つぐむ |
50 | 春や昔十五万石の城下哉 |
2024年9月22日 23時56分更新(随時更新中)