現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年6月10日のデイリーキーワードランキング
1 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
2 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
3 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
4 | 入れものが無い両手で受ける |
5 | 星空へ店より林檎あふれをり |
6 | 本買へば表紙が匂ふ雪の暮 |
7 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
8 | 牡丹百二百三百門一つ |
9 | 雪降るよ障子の穴を見てあれば |
10 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
11 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
12 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
13 | ちるさくら海あをければ海へちる |
14 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる - |
15 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
16 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
17 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
18 | 海に出て木枯帰るところなし |
19 | 語らいは遠き日のこと母子草 |
20 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
21 | 重ね着の中に女のはだかあり |
22 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
23 | 枇杷無言雨無言すべてが見える |
24 | 露の中万相うごく子の寝息 |
25 | ほほえめばえくぼこぼるる暖炉かな |
26 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
27 | ものの種にぎればいのちひしめける |
28 | 紫陽花に秋冷いたる信濃かな |
29 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
30 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
31 | 天地の間にほろと時雨かな |
32 | 死なうかと囁かれしは蛍の夜 |
33 | 冬日燦津軽の色に戦慄す |
34 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
35 | ずぶぬれて犬ころ |
36 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
37 | 知らぬ子につきまとわるる夕桜 |
38 | 芋の露連山影を正しうす |
39 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
40 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
41 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
42 | 一の橋二の橋ほたるふぶきけり |
43 | 大年の法然院に笹子ゐる |
44 | 渡り鳥みるみるわれの小さくなり |
45 | 露の幹静かに蟬の歩きをり |
46 | うすものを着て雲の行くたのしさよ |
47 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
48 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
49 | ふるさとを取り戻しゆく桜かな |
50 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
2025年9月2日 20時16分更新(随時更新中)