現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2024年9月30日のデイリーキーワードランキング
1 | 方丈の大庇より春の蝶 |
2 | 白鳥といふ一巨花を水に置く |
3 | うごかざる一点がわれ青嵐 |
4 | 竹馬やいろはにほへとちりぢりに |
5 | 霧月夜美して一夜ぎり |
6 | 穴惑刃の如く若かりき |
7 | 星空へ店より林檎あふれをり |
8 | 夕ごころはなやぎ迎ふ二星かな |
9 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
10 | 涙が出るから言葉が出ない秋風裡 |
11 | 大阿蘇の芒にあそぶ神あらむ |
12 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
13 | 一匙のアイスクリームや蘇る |
14 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
15 | 月光に深雪の創のかくれなし |
16 | 悲しさの極みに誰か枯木折る |
17 | 一握の砂に草の実まじりけり |
18 | わらんべの溺るるばかり初湯かな |
19 | 草川のそよりともせぬ曼珠沙華 |
20 | 鱚釣りや青垣なせる陸の山 |
21 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
22 | つながれて牛考へる春の暮 |
23 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
24 | ラグビーのジヤケツちぎれて闘へる |
25 | 菜の花は菜の花畑の中にかな |
26 | 月光のメスを入れたる蟬の羽化 |
27 | 齢深みたりいろいろの茸かな |
28 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
29 | 銀河濃しいくたび人と別れたる |
30 | 師よ友よ昔日の雷野をわたる |
31 | そのなかに芽を吹く榾のまじりけり |
32 | 筍や 生後三日で旅立てり |
33 | 嬰いとし九条かなし終戦日 |
34 | 夏蜜柑いづこも遠く思はるる |
35 | 蛇を見し眼もて彌勒を拝しけり |
36 | 湖のしじまばかりに秋気満つ |
37 | 女の鹿は驚きやすし吾のみかは |
38 | 雄鹿の前吾もあらあらしき息す |
39 | 嬰を抱くや暖かくなる冬の月 |
40 | 海女とても陸こそよけれ桃の花 |
41 | 鰯雲この一族の大移動 |
42 | 蛎崎の乱ありし地や草いきれ |
43 | 彼の世は親し風鈴がひとつ鳴り |
44 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
45 | 遮断機にいつしか消えし時雨虹 |
46 | 鶏しめる男に雪が殺到す |
47 | 藻の花に音なく富士の顕ちにけり |
48 | やつぱり一人はさみしい枯草 |
49 | 師走かな舞台の上の阿波踊り |
50 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
2025年8月28日 02時29分更新(随時更新中)