現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2024年1月6日のデイリーキーワードランキング
1 | あかあかとあかあかあかとまんじゆさげ |
2 | 産まざりし子か陽まみれの一位の実 |
3 | 鳥のうちの鷹に生れし汝かな |
4 | 琅玕や一月沼の横たはり |
5 | 昼の酒濁世の蛙聞きながら |
6 | 鍬入れの気合に雪の地鎮祭 |
7 | 憚からぬ釣瓶落しに夕餉かな |
8 | 雪の原犬沈没し躍り出づ |
9 | 初暦知らぬ月日は美しく |
10 | 筍や雨粒ひとつふたつ百 |
11 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
12 | 晩秋を病み水薬のごとき日暮れ |
13 | さざ波は立春の譜をひろげたり |
14 | ヒロシマに残したままの十九の眼 |
15 | 凍鶴の母性を避けるように立つ |
16 | 春風のさそつてくれしとこしなへ |
17 | 春めきてものの果てなる空の色 |
18 | 軟弱な幽霊つまづく青信号 |
19 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
20 | 夏休み親戚の子と遊びけり |
21 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
22 | 峡空や霧氷の梢こまやかに |
23 | 忘れしか知らぬ顔して畠打つ |
24 | 青年の頬杖に棲む冬雲雀 |
25 | ふるさとの月の港をよぎるのみ |
26 | ちるさくら海あをければ海へちる |
27 | きびきびと万物寒に入りにけり |
28 | 凍夜この山より山と山とかさなりてあり |
29 | 伊勢海老のびくんとたかが二千年 |
30 | 冬嶺に縋りあきらめざる径曲り曲る |
31 | かそけくも咽喉鳴る妹よ鳳仙花 |
32 | あぢさゐの藍に狂気の潜みをる |
33 | 飛び石を飛び跳ね棕櫚のこぼるる日 |
34 | 百の帆のヨット煌めく初景色 |
35 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
36 | 四世代揃いぶみせるおらが春 |
37 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
38 | 枯山の月今昔を照らしゐる |
39 | 間髪を入れずして年改まる |
40 | 冬満月黒曜石を軋ませる |
41 | 紅葉のはらいそははらはらはら |
42 | 雲の峰一人の家を一人発ち |
43 | 弁慶になりきって出る薪能 |
44 | 素足にてのけふをたしかむる |
45 | 智慧の輪がポケットにある星月夜 |
46 | 鱚釣りや青垣なせる陸の山 |
47 | 鳥雲にわれは明日たつ筑紫かな |
48 | 億年のなかの今生実南天 |
49 | ダリの青キリコの赤と咳けり |
50 | 物の芽のほぐれほぐるる朝寝かな |
2024年9月27日 05時35分更新(随時更新中)