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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2022年1月25日のデイリーキーワードランキング

1

蝌蚪に打つ小石天変地異となる
2

春の浜大いなる輪が画いてある
3

泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む
4

螢獲て少年の指みどりなり
5

乙鳥はまぶしき鳥となりにけり
6

木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ
7

ものの種にぎればいのちひしめける
8

この道しかない春の雪ふる
9

一日もの云はず蝶の影さす
10

卒業の兄と来てゐる堤かな
11

おおかみに蛍が一つ付いていた
12

星空へ店より林檎あふれをり
13

山の鯉思ひあぐねて雪が降る
14

渡り鳥みるみるわれの小さくなり
15

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
16

万緑の中や吾子の歯生え初むる
17

初山河あふれくるもの掌に
18

雪の原犬沈没し躍り出づ
19

手鞠唄かなしきことをうつくしく
20

ふるさとは山路がかりに秋の暮
21

初富士の大きかりける汀かな
22

初春の二時打つ島の旅館かな
23

寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃
24

戦争が廊下の奥に立つてゐた
25

退屈の時間がほしいマスカット
26

何事も知らずと答へ老の春
27

寒餅やむらさきふくむ豆のつや
28

吾子と寝て丈半分の温みかな
29

吾を容るる故郷や月の一本道
30

春寒やヴィヨン擬きの烏ゐて
31

春の山らくだのごとくならびけり
32

今日よりも明日が好きなりソーダ水
33

海に出て木枯帰るところなし
34

屈原の詩朗々と冬の月
35

てんぷらやすでに鰭張る今年鯊
36

ちるさくら海あをければ海へちる
37

目の前の些事こそ大事日照草
38

泳ぎより歩行に移るその境
39

柚子湯沁む無数の傷のあるごとく
40

お数珠袋にどんぐり一つ忌を修す
41

漂白剤少しく溶かし春厨
42

萬緑の中や吾子の歯生え初むる -
43

をりとりてはらりとおもきすすきかな
44

田に水が入り千枚の水鏡
45

牡丹百二百三百門一つ
46

豹が好きな子霧中の白い船具
47

冬耕の土裏返す雀どち
48

死に遅れたる父は父どち魚遊び
49

春風や闘志いだきて丘に立つ
50

六本木ヒルズの谷間照紅葉


2024年9月25日 20時53分更新(随時更新中)
 

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