現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年8月30日のデイリーキーワードランキング
1 | いなびかり北よりすれば北を見る |
2 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
3 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
4 | 一月真言大鯉をぶつ切り居り |
5 | 花サフラン舌の真赤は太古より |
6 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
7 | けふもいちにち誰も来なかつたほうたる |
8 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
9 | サフランや映画はきのう人を殺め |
10 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
11 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
12 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
13 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
14 | 一房の葡萄の重み子に頒つ |
15 | いつせいに柱の燃ゆる都かな |
16 | 梨むくや甘き雫の刃を垂るる |
17 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
18 | 夏痩せて嫌ひなものは嫌ひなり |
19 | 西鶴の女みな死ぬ夜の秋 |
20 | 句読点なきかなかなの夕まぐれ |
21 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
22 | もの音は一個にひとつ秋はじめ |
23 | 春の日やあの世この世と馬車を駆り |
24 | 夕芒また同じ道ひき返す |
25 | 猛春や素読の一と日となりにけり |
26 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
27 | 分け入つても分け入つても青い山 |
28 | ところてん煙のごとく沈みをり |
29 | 浮塵子なら日没までの舞踏会 |
30 | 誕生日革手袋といふ手紙 |
31 | 銀行員等朝より蛍光す烏賊のごとく |
32 | 安宿とあなどるなかれ桜鯛 |
33 | こときれてなほ邯鄲のうすみどり |
34 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
35 | 夕風や水口に置く余り苗 |
36 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
37 | 痰一斗糸瓜の水も間に合はず |
38 | 風鈴のひとり言きく 夕茜 |
39 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
40 | 水脈の果て炎天の墓碑を置きて去る |
41 | まだもののかたちに雪の積もりをり |
42 | 春や昔十五万石の城下哉 |
43 | 未来図は直線多し早稲の花 |
44 | ひまわりも瞼閉じたい時がある |
45 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
46 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
47 | お尻から腐つて来たる瓜の馬 |
48 | 嬬恋に友あり句碑あり緑濃き |
49 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
50 | 柚子風呂に石仏のごと沈みおり |
2024年9月26日 07時23分更新(随時更新中)