現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2019年1月26日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | かたまつて薄き光の菫かな |
3 | 船焼き捨てし/船長は//泳ぐかな |
4 | この道しかない春の雪ふる |
5 | 春兆す髪ふんわりと女教師 |
6 | 木の実のごとき臍もちき死なしめき |
7 | 一枚の餅のごとくに雪残る |
8 | 寒や母地のアセチレン風に欷き |
9 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
10 | 探梅やみささぎどころたもとほり |
11 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
12 | 遠来の友の鼾や明け易し |
13 | かもめ来よ天金の書をひらくたび |
14 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
15 | 春めきてものの果てなる空の色 |
16 | 人の世に花を絶やさず返り花 |
17 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
18 | 着ぶくれて浮世の義理に出かけけり |
19 | 肺活量使ひ切つたる雪の嵩 |
20 | 長閑さや障子の穴に海見えて |
21 | 熱燗や討入り下りた者同士 |
22 | 百歳の旅路あかるき初山河 |
23 | 綿の実を摘みゐてうたふこともなし |
24 | 末裔の那智火祭を浴びにけり |
25 | 淡墨桜百杖をもて永らへる |
26 | 梅咲いて庭中に青鮫が来ている |
27 | 叱られて目をつぶる猫春隣 |
28 | 一日もの云はず蝶の影さす |
29 | 喫泉に口あまやかす雪のなか |
30 | みちのくの町はいぶせき氷柱かな |
31 | ひろびろと露曼陀羅の芭蕉かな |
32 | 冬深き井戸のけむりよ朝まだき |
33 | 寂しくて道のつながる年のくれ |
34 | 世過ぎとは修羅蔦しげる家のあり |
35 | はや帰燕こころがざわざわしてならぬ |
36 | 滝音は父滝しぶきは母 |
37 | 海峡を越えんと紅きものうごく |
38 | 穀雨かな世の一隅に安らぎて |
39 | 馬酔木咲く金堂の扉にわが触れぬ |
40 | 無礼なる妻よ毎日馬鹿げたものを食わしむ |
41 | 海に出て木枯帰るところなし |
42 | たわいなき春夢なれども汗すこし |
43 | ああといひて吾を生みしか大寒に |
44 | 丸く寝て尾が不思議なり狐の子 |
45 | ゆかた着て漢重心下げにけり |
46 | 天よりもかがやくものは蝶の翅 |
47 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
48 | 嗚呼神様オリンピックの冬の陣 |
49 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
50 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
2025年8月29日 01時10分更新(随時更新中)