現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年6月10日のデイリーキーワードランキング
1 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
2 | いなびかり北よりすれば北を見る |
3 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
4 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
5 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
6 | せきをしてもひとり |
7 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
8 | 枯菊の香を愛しともむなしとも |
9 | 仁王の腕ふふっと伸ばす朧かな |
10 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
11 | だしぬけに灯蛾の舞ひ込む狼煙台 |
12 | 天霧らふ空にこふだまや夏神楽 |
13 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
14 | 月明のいづくか悪事なしをらむ |
15 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
16 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
17 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
18 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
19 | つばめつばめ泥が好きなる燕かな |
20 | 春星の放哉春月の山頭火 |
21 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
22 | 暗黒や 関東平野に 火事一つ |
23 | 箒木に影といふものありにけり |
24 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
25 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
26 | 水枕ガバリと寒い海がある |
27 | そよぎだす早苗田の青昼鏡 |
28 | 歌ひとつ遊牧の空に放ち来し |
29 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
30 | ぼうふらの考へ込んでまた沈む |
31 | 雨蛙載せ大らかな草の搖れ |
32 | 天ヶ下百足虫も神の使ひなる |
33 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
34 | 方丈の大庇より春の蝶 |
35 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
36 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
37 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
38 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
39 | 風紋は神の庭めき寒に入る |
40 | 背のびして飯粒で貼る火伏札 |
41 | 重ね着の中に女のはだかあり |
42 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
43 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
44 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
45 | こんなよい月を一人で見て寝る |
46 | 青梅が籠に身をつめ夜の豪雨 |
47 | 古典還りだんだん父に似たる冬帽 |
48 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
49 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
50 | ひとり居のテレビと歌う冬の梅 |
2024年9月25日 21時58分更新(随時更新中)