現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年8月7日のデイリーキーワードランキング
1 | 八月や六日九日十五日 |
2 | あの世へも顔出しにゆく大昼寝 |
3 | 朧夜の朧とは髪ほどきたる |
4 | 己が影を慕うて這へる地虫かな |
5 | 祭人降り続くなり汀まで |
6 | 鳴龍をふたたび鳴かせ春とおもふ |
7 | おそるべき君等の乳房夏来る |
8 | 雲の峰一人の家を一人発ち |
9 | 荷を解けば飛騨の胡桃や柿ころげ |
10 | 遠い目をしている五番目の目刺 |
11 | 素足にてのけふをたしかむる |
12 | 落鮎の夕日を引いて釣られけり |
13 | 秋茄子を割れば放心の白さ |
14 | さくら咲き心足る日の遠まわり |
15 | 双子なら同じ死顔桃の花 |
16 | 枝豆のすこし硬くて微笑せり |
17 | 青あらし神童のその後は知らず |
18 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
19 | 鶏頭を三尺離れもの思ふ |
20 | 吹く風やひとりじゃないの星今宵 |
21 | うたかたの夢の名残や春の雪 |
22 | 山に金太郎野に金次郎予は昼寢 |
23 | パン種の生きてふくらむ夜の霜 |
24 | 好色の父の遺せし上布かな |
25 | 紅梅や枝々は空奪いあひ |
26 | 浮苗を挿して夕日を呼び戻す |
27 | かそけくも咽喉鳴る妹よ鳳仙花 |
28 | 朝顔の紺のかなたの月日かな |
29 | 音楽漂う岸侵しゆく蛇の飢 |
30 | あかあかとあかあかあかとまんじゆさげ |
31 | 戛々とゆき戛々と征くばかり |
32 | 厨出て断層へゆく碧揚羽 |
33 | まなこ荒れ/たちまち/朝の/終りかな |
34 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
35 | 白鳥吹かれ来る風媒の一行詩 |
36 | 秋落暉水平線のその先は |
37 | 一切を抛擲し去り大昼寝 |
38 | 火のやうな月の出花火打ち終る |
39 | 原爆許すまじ蟹かつかつと瓦礫あゆむ |
40 | 俺に是非を説くな激しき雪が好き |
41 | 遠雷や幼言葉の眠り落つ |
42 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
43 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
44 | 暗く暑く大群集と花火待つ |
45 | 西国の畦曼珠沙華曼珠沙華 |
46 | 木がらしや東京の日のありどころ |
47 | 大寺を包みてわめく木の芽かな |
48 | 賀状書く心東奔西走す |
49 | 絹をもて身をつつむ秋きたりけり |
50 | 石仏と素十の句碑と著莪の花 |
2024年9月25日 20時09分更新(随時更新中)