現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年9月23日のデイリーキーワードランキング
1 | 千の手の一つを真似る月明かり |
2 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
3 | ひらひらと月光降りぬ貝割菜 |
4 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
5 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
6 | なほ遠雷松籟圏に義民の碑 |
7 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
8 | 職退くや聞こえはじめし滝の音 |
9 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
10 | せきをしてもひとり |
11 | 墓のうらに廻る |
12 | つつがなく目鼻耳口文化の日 |
13 | 蟷螂の振りむき揺るる新宮市 |
14 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
15 | 重ね着の中に女のはだかあり |
16 | 初秋の蝗つかめば柔らかき |
17 | 鈴の音の聞こえてきたり秋ひと日 |
18 | 一度だけの妻の世終る露の中 |
19 | 人影をよぎり行く鯉秋深む |
20 | 石くれ仏ひしめくかぎり冬茜 |
21 | この道の富士になりゆく芒かな |
22 | 傘立てと杖立てのある花の寺 |
23 | 少年の見遣るは少女鳥雲に |
24 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
25 | 少年や六十年後の春の如し |
26 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる - |
27 | 安曇野は闇こそ夏やみづぐるま |
28 | 黙*祷や夏鶯と谷の音 |
29 | ある日妻ぽとんと沈め水中花 |
30 | 戴いてその日咲ききる冬の薔薇 |
31 | 振り向けばだあれもゐない落葉かな |
32 | まん中を刈りてさみしき芒かな |
33 | 妻と居て減りゆくものに桜んぼ |
34 | 街角の風を売るなり風車 |
35 | まんじゆしやげ昔おいらん泣きました |
36 | 行けど行けど一頭の牛に他ならず |
37 | 月夜の葦が折れとる |
38 | 井を汲むや唐黍わたる風荒し |
39 | 蜩や硯の奧の青山河 |
40 | 大空にうかめる如き玉椿 |
41 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
42 | 登高やみんな似てくる素老人 |
43 | 道のべに阿波の遍路の墓あはれ |
44 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
45 | 人それぞれ書を読んでゐる良夜かな |
46 | あはれこの瓦礫の都 冬の虹 |
47 | 板前は教へ子なりし一の酉 |
48 | 木の根明く胎児はなにを見てをるや |
49 | 広島や卵食ふ時口ひらく |
50 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2024年9月25日 21時00分更新(随時更新中)