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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2023年3月3日のデイリーキーワードランキング

1

雪散るや千曲の川音立ち来り
2

石の堅さの藍玉は手にほのぬくし
3

木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ
4

白酒の紐の如くにつがれけり
5

乙鳥はまぶしき鳥となりにけり
6

老いてこそなほなつかしや雛飾る
7

早春の土に手応へ鍬を振る
8

夜光虫波の秀に燃え秀にちりぬ
9

闘鶏の眼つぶれて飼はれけり
10

白虹忌銹色つよき栗の毬
11

春の浜大いなる輪が画いてある
12

一鷹を生む山風や蕨伸ぶ
13

毛糸玉或る時いのちふっと無し
14

等分のキャベツに今日と明日が出来
15

牡丹画いて絵の具は皿に残りけり
16

青霧にわが眼ともして何待つや
17

春の昼遠松風のきこえけり
18

枯滝の巌にからみて落つるかな
19

ありがとう花に心を託すかな
20

萩の風何か急かるる何ならむ
21

おぼろめく月よ兵らに妻子あり
22

曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ
23

邯鄲の骸透くまで鳴きとほす
24

寒波急日本は細くなりしまま
25

山又山山桜又山桜
26

双子なら同じ死顔桃の花
27

みづからを問ひつめゐしが牡丹雪
28

湖凪に風のつまずく冬隣り
29

癌病めばものみな遠し桐の花
30

桑の葉の照るに堪へゆく帰省かな
31

さよならと梅雨の車窓に指で書く
32

ナプキンの立つ予約席春の蠅
33

母の忌やその日のごとく春時雨
34

子規逝くや十七日の月明に
35

桜散るあなたも河馬になりなさい
36

立山のかぶさる町や水を打つ
37

おおかみに蛍が一つ付いていた
38

滂沱たる汗のうらなる独り言
39

あたたかくたんぽぽの花茎の上
40

鶏頭を抜けばくるもの風と雪
41

一日もの云はず蝶の影さす
42

ゆく春や古りしピアノに古し椅子
43

水の上に花ひろびろと一枝かな
44

長き夜を読み返しをり歎異抄
45

梅を見に宙乗りでゆく姥ざかり
46

諍ひのあとの淋しき彼岸寒
47

俺にあと何日残せし寒満月
48

逢ひたきは故人ばかりよ秋の風
49

ゆるぎなく妻は肥りぬ桃の下
50

大学も葵祭のきのふけふ


2024年9月25日 00時24分更新(随時更新中)
 

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