現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2008年9月27日のデイリーキーワードランキング
1 | なきがらや秋風可代ふ鼻の穴 |
2 | 凧の空微塵もなかりふるさとは |
3 | 初湯出て青年母の鏡台に |
4 | うしろ姿の時雨てゆくか |
5 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
6 | とんぼ連れて味方あつまる山の国 |
7 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
8 | 初嵐して人の機嫌はとれません |
9 | 渡り鳥わが名つぶやく人欲しや |
10 | 灯台のように遠くて裸足です |
11 | 秋風やひとさし指は誰の墓 |
12 | 草紅葉ひとのまなざし水に落つ |
13 | 露人ワシコフ叫びて柘榴打ち落す |
14 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
15 | ああ小春我等涎し涙して/ |
16 | うしろ手に一寸紫式部の実 |
17 | おたまじゃくし並んで流れれば兄弟 |
18 | おにはにはにはにはとりがゐるはるは |
19 | からだの風景を鷹が舞っている |
20 | かりがねや生死はいつも湯が滾り |
21 | きびきびと万物寒に入りにけり |
22 | くらやみに蝌蚪の手足が生えつつあり |
23 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
24 | さくら咲くことを忘れて日が沈む |
25 | たばしるや鵙叫喚す胸形変 |
26 | のぞきからくり泡だちやまぬ夜の廃液 |
27 | ひく波の跡美しや桜貝 |
28 | よく眠る夢の枯野が青むまで |
29 | ナイターのいみじき奇蹟現じけり |
30 | ビキニデー歯を磨きつつ血をこぼす |
31 | ミス卑弥呼準ミス卑弥呼桜咲く |
32 | 人影のかたまつて出る土用丑 |
33 | 出奔の男にみえる九月の木 |
34 | 初夢のなかをどんなに走つたやら |
35 | 夏の海水兵ひとり紛失す |
36 | 夏みかん酸つぱしいまさら純潔など |
37 | 夫ならぬひとによりそふ青嵐 |
38 | 夫にして悪友なりし榾を焼く |
39 | 好色の父の遺せし上布かな |
40 | 山越える山のかたちの夏帽子 |
41 | 春浅し筧はほそき水落し |
42 | 智恵深き者集まりて野を焼けり |
43 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
44 | 曼珠沙華散るや赤きに耐へかねて |
45 | 棗はや痣をおきそめ秋の雨 |
46 | 水洟や鼻の先だけ暮れ残る |
47 | 治聾酒の酔ふほどもなくさめにけり |
48 | 法医学・桜・暗黒・父・自涜 |
49 | 浅蜊の舌別の浅蜊の舌にさはり |
50 | 浅蜊椀無数の過去が口開く |
2024年9月24日 01時46分更新(随時更新中)