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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2011年7月19日のデイリーキーワードランキング

1

夕立が洗つていつた茄子をもぐ
2

しんしんと雪降る空に鳶の笛
3

校風は大和撫子卒業す
4

せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ
5

ちるさくら海あをければ海へちる
6

多佳子忌の高階に泛くエレベーター
7

くろがねの秋の風鈴鳴りにけり
8

寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃
9

降る雪や明治は遠くなりにけり
10

一匙のアイスクリームや蘇る
11

万緑の中や吾子の歯生え初むる
12

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
13

寝返りを打つて闇見る我鬼忌かな
14

爛々と虎の眼に降る落葉
15

匙なめて童たのしも夏氷
16

木曽川の今こそ光れ渡り鳥
17

手花火に妹がかひなの照さるる
18

蓮池の枯一茎に始まれり
19

春雷や胸の上なる夜の厚み
20

入れものが無い両手で受ける
21

つきぬけて天上の紺曼珠沙華
22

星空へ店より林檎あふれをり
23

とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな
24

咳の子のなぞなぞあそびきりもなや
25

羅をゆるやかに著て崩れざる
26

雑草もあるがままなる花野かな
27

海の日や宝石箱の蓋開けよう
28

初蝶を夢の如くに見失ふ
29

きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり
30

子の髪の風に流るる五月来ぬ
31

鞦韆は漕ぐべし愛は奪うべし
32

外にも出よ触るるばかりに春の月
33

夏嵐机上の白紙飛び尽す
34

扇風器大き翼をやすめたり
35

流れ行く大根の葉の早さかな
36

冬蜂の死にどころなく歩きけり
37

新宿ははるかなる墓碑鳥渡る
38

バスを待ち大路の春をうたがはず
39

魚干す裏道に来て*葛の花
40

山動きだしアカシアの花万朶
41

香水にふり向いている石仏
42

台風の孵り継ぐ日や鳳仙花
43

芋の露連山影を正しうす
44

木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ
45

眼裏に祖母住んでいる稲架襖
46

菫程な小さき人に生れたし
47

青蛙おのれもペンキぬりたてか
48

なるやうになると裏山眠りけり
49

戦前の水着を一夜みて過ごす
50

啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々


2024年9月26日 19時21分更新(随時更新中)
 

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