現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年2月12日のデイリーキーワードランキング
1 | 合鍵を回す音せり雪しまき |
2 | ここよりは男入れず薬喰 |
3 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
4 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
5 | 浜靱耳しんしんと沖はあり |
6 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
7 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
8 | 雪しまき炎心しづかなりしかな |
9 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
10 | 龍の玉深く蔵すといふことを |
11 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
12 | 小春日や隣家の犬の名はピカソ |
13 | 馬酔木より低き門なり浄瑠璃寺 |
14 | 夕方の人の優しさ 春の雪 |
15 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
16 | 空咳ではじまる訓話紀元節 |
17 | 抱き上げし赤子の匂い春の雪 |
18 | 北窓塞ぎわたくしだけの大きい灯 |
19 | 東京へ歩いてゐるやいぬふぐり |
20 | 重ね着の中に女のはだかあり |
21 | かりかりと蟷螂蜂の皃を食む |
22 | 春の野や隷書草書の顔歩く |
23 | 秋また秋その空欄をうめよ |
24 | ダビデの石青林檎を手におさめたり |
25 | 藍を植ゑ広瀬絣の染場守る |
26 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
27 | 滑らかな石くれとなり下流に覚む |
28 | 薬喰いつよりか身に闇及ぶ |
29 | ふきのとうひいふう明日の風が吹く |
30 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
31 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
32 | 聲のようにさざんか椿咲きこぼれ |
33 | 東風吹くや耳現るるうなゐ髪 |
34 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
35 | 垂れ髪に雪をちりばめ卒業す |
36 | 枯木立月光棒のごときかな |
37 | 牡丹を活けておくれし夕餉かな |
38 | 雨の中に立春大吉の光あり |
39 | 身ひとつを信じて翔てり草の絮 |
40 | 蒲公英のかたさや海の日も一輪 |
41 | リラ冷えや睡眠剤はまだ効きて |
42 | くさめして嚔の漢字吹き飛ばす |
43 | ぞんざいな存在を断ち寒椿 |
44 | おおぶろしき弟のさえずりと聞くよ |
45 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
46 | 右の袂に右の指先ある余寒 |
47 | 鶫旅立つ朧月夜の朧の? |
48 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
49 | 冬深し柱の中の濤の音 |
50 | 天井に日の斑ゆらめく針供養 |
2024年9月25日 05時19分更新(随時更新中)