現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年10月3日のデイリーキーワードランキング
1 | 我を遂に癩の踊の輪に投ず |
2 | 金魚田のさまざまな影さかしまに |
3 | 古き世の火の色うごく野焼かな |
4 | 水櫛の朝さわやかに厨ごと |
5 | 鴬や前山いよよ雨の中 |
6 | うすものの中より銀の鍵を出す |
7 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
8 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
9 | 井を汲むや唐黍わたる風荒し |
10 | 春の日やあの世この世と馬車を駆り |
11 | 天ヶ下百足虫も神の使ひなる |
12 | ここまでと踵返せり大花野 |
13 | 春浅き麒麟の空の飛行雲 |
14 | 八月や六日九日十五日 |
15 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
16 | かなしめば鵙金色の日を負ひ来 |
17 | 炭はねて眉根を打ちぬ鮟鱇鍋 |
18 | 誰彼もあらず一天自尊の秋 |
19 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
20 | 赤とんぼみな母探すごとくゆく |
21 | 方丈の大庇より春の蝶 |
22 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
23 | 刈り終えて人懐しき広さかな |
24 | 霧月夜美して一夜ぎり |
25 | 万緑や死は一弾を以て足る |
26 | たましひのたとへば秋のほたる哉 |
27 | 大粒の雨が来さうよ鱧の皮 |
28 | いろいろの枕の下を野分かな |
29 | 銀河系のとある酒場のヒヤシンス |
30 | 霧の村石を投らば父母散らん |
31 | 酔芙蓉女形の蛇の通りけり |
32 | 青天や白き五弁の梨の花 |
33 | 鮮烈なるダリアを挿せり手術以後 |
34 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
35 | 延々と道掘り起こす夏かな |
36 | 月明の一痕としてわが歩む |
37 | 睡蓮の水に二時の日三時の日 |
38 | 悉く全集にあり衣被 |
39 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
40 | 赤米の神の田に幣苗代寒 |
41 | 暗闇の眼玉濡らさず泳ぐなり |
42 | 秋の灯にひらがなばかり母の文 |
43 | 牡丹百二百三百門一つ |
44 | 春雨や傘さして見る絵草子屋 |
45 | 冬薔薇や賞与劣りし一詩人 |
46 | ふるぼけしセロ一丁の僕の冬 |
47 | 霜柱俳句は切字響きけり |
48 | 散り急ぐ花の生き方上手かな |
49 | 胸の上に雁行きし空残りけり |
50 | 落ちざまも輪廻輪廻の沙羅の花 |
2025年8月28日 21時03分更新(随時更新中)