現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年3月30日のデイリーキーワードランキング
1 | うりずんのたてがみ青くあおく梳く |
2 | せきをしてもひとり |
3 | 花篝戦争の闇よみがえり |
4 | 技芸天女はわが恋仏春の塵 |
5 | レコードの無音の溝に春の闇 |
6 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
7 | 七福の鈴鳴らし買う春の寺 |
8 | 秋の航一大紺円盤の中 |
9 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
10 | 雹晴れて豁然とある山河かな |
11 | 山又山山桜又山桜 |
12 | 穴を出る蛇を見て居る鴉かな |
13 | 蝉時雨子は担送車に追ひつけず |
14 | 永き日や欠伸うつして別れ行く |
15 | 菜種梅雨 薄日に遊ぶ硝子玉 |
16 | 梨咲くと葛飾の野はとの曇り |
17 | カササギに出逢うふるさと春霞 |
18 | 湯の少女臍すこやかに山ざくら |
19 | レコードの針の戻りし良夜かな |
20 | ダイヤモンドダスト見詰めて目の熱き |
21 | 鷹鳩と化すコーヒーの紙コップ |
22 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
23 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
24 | 若葉の季ねむりのけむる生地かな |
25 | その花を都忘と覚えゐて |
26 | 雪に来て見事な鳥のだまり居る |
27 | きみと会う九月丸太ン棒をわたり |
28 | 膝立てて眠れぬ夜の花便り |
29 | 秋光に着くずれ直す回転ドア |
30 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
31 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
32 | 花冷えの畳を伝ふ身の音叉 |
33 | 風波を追ふ風波や花菜畑 |
34 | 秋のひと音叉一と打ちしてゆきぬ |
35 | 湖心とはヨット集まりゆくところ |
36 | 夏燕ななめ45度の空 |
37 | 玄鳥ご飯の匂うわたしの家 |
38 | 廃校の母校の桜吹雪かな |
39 | 千里より一里が遠き春の闇 |
40 | 蜩に年功序列あるらしき |
41 | 沈丁の香を月読の国に融く |
42 | 天麩羅の崩れるごとき大夕焼 |
43 | ゆびきりの指が落ちてる春の空 |
44 | 沙羅の花捨身の落花惜しみなし |
45 | さびしくてふらここ高くたかく漕ぐ |
46 | つねに一二片そのために花篝 |
47 | 吾は砂丘のひと粒の砂鳥雲に |
48 | 松島を/逃げる/重たい/鸚鵡かな |
49 | 春雷や暗き廚の桜鯛 |
50 | 清明や街道の松高く立つ |
2025年8月27日 20時50分更新(随時更新中)