現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年7月22日のデイリーキーワードランキング
1 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
2 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
3 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
4 | 椅子涼し衣通る月にみじろがず |
5 | おそるべき君等の乳房夏来る |
6 | 兎も片耳垂るる大暑かな |
7 | 住み古りて封書一通くる旱 |
8 | 船焼き捨てし/船長は//泳ぐかな |
9 | ちちははも神田の生れ神輿舁く |
10 | 極寒の塵もとどめず岩ぶすま |
11 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
12 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
13 | 葛咲くや嬬恋村の字いくつ |
14 | 蟇の腹王を呑んだる力かな |
15 | 浜木綿に流人の墓の小ささよ |
16 | 卯の花や縦一文字ほとの神 |
17 | 店の柿減らず老母に買ひたるに |
18 | 朴散りし後妻が咲く天上華 |
19 | 凩の果はありけり海の音 |
20 | 牡丹百二百三百門一つ |
21 | てのひらの水の珠玉よ青葉騒 |
22 | のどけしや象の背を掃く竹箒 |
23 | ひとり歩きの言葉を追えば小鰺刺 |
24 | 天皇の白髪にこそ夏の月 |
25 | 十五歳抱かれて花粉吹き散らす |
26 | 蟇ないて唐招提寺春いづこ |
27 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
28 | 素つ裸太平洋を笑ひけり |
29 | 水枕ガバリと寒い海がある |
30 | ろりろりと印度の少女雲を嚙む |
31 | 何となしざわざわ三月桜の木 |
32 | 念力のゆるめば死ぬる大暑かな |
33 | 海に出て木枯帰るところなし |
34 | かび美しき闇やわが身も光りだす |
35 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
36 | 遠きほど思ひ出は濃し青き踏む |
37 | 大辞典亡父は桜さくらかな |
38 | 読めぬ字を父来て読みぬ夏休み |
39 | 受難こそわが地の塩よ露微塵 |
40 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
41 | 霜柱俳句は切字響きけり |
42 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
43 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
44 | 月蝕のしづかにすすむ金屏風 |
45 | 銀河系のとある酒場のヒヤシンス |
46 | 去りがてに白魔となりて寒明くる |
47 | 無月かな禅坊主に鼻捻られる |
48 | 方丈の大庇より春の蝶 |
49 | 花栗かぶさる貧農の家冴えゆく眼に |
50 | サルビアや臨界点をいまこえし |
2024年3月29日 14時36分更新(随時更新中)