現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年6月7日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
3 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
4 | いなびかり北よりすれば北を見る |
5 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
6 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
7 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
8 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
9 | 崖上の家が落ちそう春闌ける |
10 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
11 | 紫は水に映らず花菖蒲 |
12 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
13 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
14 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
15 | 万障が鉢合わせして濃紫陽花 |
16 | 咳き込めば我火の玉のごとくなり |
17 | わが恋は人とる沼の花菖蒲 |
18 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
19 | 東慶寺たんぽぽいたく踏まれたる |
20 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
21 | 山滴るいっぱい蒐めた鳥の切手 |
22 | 春北斗光る天使の分け前か |
23 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
24 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
25 | うつろの心に眼が二つあいてゐる |
26 | 青吉野、木樹の香を浴び六林男句碑 |
27 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
28 | 花冷えやたらたら老の下雫 |
29 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
30 | 爪で摘む一芯二葉の一番茶 |
31 | 葦切や執行猶予と鳴きたてる |
32 | べらぼうめぇ兄ひょうひょうと古希の風 |
33 | あぢさゐの花より懈くみごもりぬ |
34 | 摩天楼より新緑がパセリほど |
35 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
36 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
37 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
38 | 父がつけしわが名立子や月を仰ぐ |
39 | 百色を使い果せり濃紫陽花 |
40 | 筒鳥の初音を聞かば戸隠よ |
41 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
42 | 夏木立天空ささえゆるがざり |
43 | 茅の輪くぐる胸ぐらという薄明かり |
44 | 暗黒や 関東平野に 火事一つ |
45 | へうへうとして水を味はふ |
46 | ふるさとの雪に我ある大爐かな |
47 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
48 | 若き鮎焼かれしあとの歯を見せて |
49 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
50 | 春雨や傘さして見る絵草子屋 |
2024年9月20日 05時05分更新(随時更新中)