現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2024年2月13日のデイリーキーワードランキング
1 | ひらひらと月光降りぬ貝割菜 |
2 | 春めきてものの果てなる空の色 |
3 | 少年の見遣るは少女鳥雲に |
4 | 一日もの云はず蝶の影さす |
5 | 嫁ぐすぐ妊るあはれ桜草 |
6 | 枯山の月今昔を照らしゐる |
7 | この道しかない春の雪ふる |
8 | 鱚釣りや青垣なせる陸の山 |
9 | 椅子の位置変へ一刻の春日濃し |
10 | 星既に秋の眼をひらきけり |
11 | 瑞照りの蛇と居りたし誰も否 |
12 | 寂しくて道のつながる年のくれ |
13 | 藁塚に一つの強き棒挿さる |
14 | 冬枯の中を流るる水の照り |
15 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
16 | 天地水明あきあきしたる峠の木 |
17 | 白酒の紐の如くにつがれけり |
18 | また一人遠くの蘆を刈りはじむ |
19 | 壊れそうな母の背を拭く木の芽時 |
20 | 死神を蹴る力無き蒲団かな |
21 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
22 | わが死後を書けばかならず春怒濤 |
23 | 蒲公英のかたさや海の日も一輪 |
24 | 緑蔭や矢を獲ては鳴る白き的 |
25 | たんぽぽや一天玉の如くなり |
26 | 凌霄花すでに留守なる牛舎かな |
27 | 春はあけぼの手品の種をおもひつく |
28 | 凩や海に夕日を吹き落す |
29 | 春来たる今朝搾りたる冷酒飲む |
30 | 青き目のふたり落葉の段葛 |
31 | 方丈の大庇より春の蝶 |
32 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
33 | 木に凭ればたゆたひはじむ桃林 |
34 | 竹馬やいろはにほへとちりぢりに |
35 | 昏れゆくや白木蓮に富士近し |
36 | 山ざくら水平の枝のさきに村 |
37 | 咳をしても一人 |
38 | 嬰生まるはるか銀河の端蹴つて |
39 | 全生園枝にかへらぬ花の冷え |
40 | 笠へぽつとり椿だつた |
41 | 山眠るそっと裾野に手を入れて |
42 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
43 | 死ぬ死ぬという奴死なぬ夕桜 |
44 | もずく食べ春夕焼を生みたくなる |
45 | 春や昔十五万石の城下哉 |
46 | 分け入れば水音 |
47 | 海に出て木枯帰るところなし |
48 | 春雷や18歳は振り向かず |
49 | 元日の日があたりをり土不踏 |
50 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
2024年4月27日 14時55分更新(随時更新中)