現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年10月17日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 秋の灯にひらがなばかり母へ文 |
3 | 少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ |
4 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
5 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
6 | かりかりと蟷螂蜂の皃を食む |
7 | 案山子翁あち見こち見や芋嵐 |
8 | 立冬のことに草木のかがやける |
9 | 秋の浜貝を焼く手に近くゐる |
10 | あえかなる薔薇撰りをれば春の雷 |
11 | とどまれば熱き躰や芋嵐 |
12 | 秋たつや川瀬にまじる風の音 |
13 | 立冬の水にしばらく山うつる |
14 | かまきり誕生天才なれば透明に |
15 | 一本の道を微笑の金魚売り |
16 | 芋腹をたたいて歓喜童子かな |
17 | 七夕や王様クレヨン散らかりて |
18 | 蝉の窓朝の花瓶の水にごる |
19 | 分け入つても分け入つても青い山 |
20 | メーデーやビルはすこしく傾きぬ |
21 | 兵征けりしろき峰雲ゆるぎなく |
22 | 乳沁みの上布の織人不知かな |
23 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
24 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
25 | 曼珠沙華散るや赤きに耐へかねて |
26 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
27 | 野菊道数個の我の別れ行く |
28 | 壷の口ひろきを移る秋の翳 |
29 | 山国の蝶を荒しと思はずや |
30 | 戦死せり三十二枚の歯をそろへ |
31 | 夜は森の家の燈見ゆる芋嵐 |
32 | 焼跡に透きとほりけり寒の水 |
33 | 草紅葉ひとのまなざし水に落つ |
34 | 消してより秋の灯と思ひけり |
35 | たそがれの無縫の海を雁渡し |
36 | 障子貼る日影に古き洋書かな |
37 | 君たちの恋句ばかりの夜の萩 |
38 | 壺は秋のしずけさに気づいている |
39 | 花大根黒猫鈴をみてあそぶ |
40 | 芋嵐ゴッホの道は遠のきぬ |
41 | へなへなの草矢見てゐる銀煙管 |
42 | サングラス掛けて妻にも行くところ |
43 | 煙臭しこの機關士の永き冬 |
44 | 天草を望む普賢にとんぼ飛ぶ |
45 | 人ごみに蝶の生まるる彼岸かな |
46 | 遠く透く澪のあかしや雪催ひ |
47 | 陸蝕ゆる陽のあかあかとしび曳かれ しび=まぐろの一種 |
48 | 赤き木の実を朝光と思う一泊 |
49 | 灼けすぎて笑わぬ漁夫に カンナ並ぶ |
50 | 浜で裸になり松の花より若い妻 |
2024年9月21日 20時42分更新(随時更新中)