現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年4月7日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 青僧の手足の長し小鳥來る |
3 | 青年鹿を愛せり嵐の斜面にて |
4 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
5 | 鹿の子にももの見る眼ふたつづつ |
6 | 竹の葉騒は冴ゆる眼鏡に數知れず |
7 | 松籟のわくたび吹雪き馬を打つ |
8 | 太陽の時計持ってる女郎蜘蛛 |
9 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
10 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
11 | 花恋や月夜自転車ふたり乗り |
12 | 春のくれ我も近所の人ならむ |
13 | 秋の航一大紺円盤の中 |
14 | 夕闇や冬の噴水溶けゆけり |
15 | まだ雪の暮しに慣れぬ子よいかに |
16 | 梅二輪三輪四輪馬の糞 |
17 | 鍋つつく爺の言葉は変化球 |
18 | 本棚の裏に川音桃咲けり |
19 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
20 | 涼風は馬の睫毛にはじまりぬ |
21 | 死も選べるだがトランプを切る裸 |
22 | 討入の夜にたむろして地下酒場 |
23 | 人のため息星のため息クリスマス |
24 | 老婆去り水際に浮ぶ捨て青菜 |
25 | 虫の音や一語探して灯消す |
26 | 雲深く細き徑ある登山かな |
27 | 小春日のをんなのすはる堤かな |
28 | 骨酒やもみづる夜の声聞かん |
29 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
30 | 落武者の意思持ち蟷螂枯れていく |
31 | 雑木山本降りとなる涅槃かな |
32 | 白梅や海軍の紺駿河湾 |
33 | 梨咲くと葛飾の野はとの曇り |
34 | いつかまた嘘の話をはくちょうと |
35 | 風花や太き指待つ宝石師 |
36 | 投函の後の迷ひや山笑ふ |
37 | 桶工房竹裂く音の師走かな |
38 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
39 | 画鋲ひとつ枯木に光り学園祭 |
40 | 馬酔木咲く金堂の扉にわが触れぬ |
41 | 両側に墜ちこむまいと碗の縁 |
42 | 子の結婚父母に香華の春の丘 |
43 | ビルとビルとのすきまから見えて山の青さよ |
44 | 白れん浮かぶ戦艦大和沈んだ日 |
45 | 犬の舌枯野に垂れて真赤なり |
46 | 花衣無残なものまで脱いでしまう |
47 | わが家のけふの出来事金魚の死 |
48 | うはさ話尾鰭をつけて花筏 |
49 | 青富士の裾のキャンプにめざめたる |
50 | 白州三人踊りの櫓ひそと組む |
2024年9月26日 19時18分更新(随時更新中)