現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2023年7月9日のデイリーキーワードランキング
1 | 首出して湯の真中に受験生 |
2 | 七十路や新しき事弥生道 |
3 | 曲りたる時間の外へ蝸牛 |
4 | オデッサもクリミアもゆめ雪の原 |
5 | ピーチパラソルの私室に入れて貰ふ |
6 | 陰謀の場を煌々と菊人形 |
7 | 蓑虫の蓑あまりにもありあはせ |
8 | ちんぽこもおそそも湧いてあふるる湯 |
9 | きれぎれの風が吹くなり菖蒲園 |
10 | 双眼鏡遠き薊の花賜る |
11 | 夜の更けて盛り上りきぬ盆踊り |
12 | 十三夜乳首を紅く塗る狸 |
13 | 月光旅館/開けても開けてもドアがある |
14 | 方丈の大庇より春の蝶 |
15 | 日の障子太鼓の如し福寿草 |
16 | 冬枯の中を流るる水の照り |
17 | 蓮の中羽搏つものある良夜かな |
18 | 南国に死して御恩のみなみかぜ |
19 | 初湯殿卒寿のふぐり伸ばしけり |
20 | うごかざる一点がわれ青嵐 |
21 | おぼろ夜の引出しに母入れたまま |
22 | 大榾をかへせば裏は一面火 |
23 | 浮き腰の病者を吹くや梅雨嵐 |
24 | 雪奔り勝ち組負け組あからさま |
25 | 傘立てに一本分の春の雨 |
26 | 木枯しのやうな男の後に蹤く |
27 | 山に雪身の内鷹の舞ひ始む |
28 | 菜の花やほのかな風を頬に享く |
29 | 全長のさだまりて蛇すすむなり |
30 | 鶴唳を天の声とも仰ぎけり |
31 | 禅堂へ入らむ蟹の高歩き |
32 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
33 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
34 | 郭公や国の真洞は夕茜 |
35 | こときれてゆく夕凪のごときもの |
36 | 沖縄はずっと立ち泳ぎのままだ |
37 | 深川や竿竹売りも冬の声 |
38 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
39 | 鉛筆の遺書ならば忘れ易からむ |
40 | 木がらしや東京の日のありどころ |
41 | 田の神に一礼稲田刈り始む |
42 | われよりも年寄る海鼠食ひにけり |
43 | おそるべき君等の乳房夏来る |
44 | をみならも涼しきときは遠を見る |
45 | くさめして我は二人に分かれけり |
46 | 燕の子日本の空を信じをり |
47 | 道問へば露地に裸子充満す |
48 | あんずあまさうなひとはねむさうな |
49 | 火蛾せつに灯を恋ひ吾れら詩を欲るも |
50 | 露草も露の力の花ひらく |
2024年4月27日 17時28分更新(随時更新中)